「地方分権」「地域主権」といったキーワードが注目を集める昨今。持続可能な地域社会づくりに向け、市民・企業・行政などが協働して地域の課題解決に挑む、といった取り組みへの社会的要請が高まっています。このコースでは、社会経済の問題に「地域」という視点からアプローチし、そこで生じている状況・課題を的確に捉え、それらの解決に向けて必要な政策・方針を計画し、実践していくデザイン力を養います。
八尾駅前キャンパス周辺には商店街や工場など、地域デザインの活きた教科書が豊富。大阪・八尾の経済、経営、歴史、自然、文化などにふれ、地域の企業や各種団体と交流を図りながら、実際の問題解決に挑戦して実践力を養う、プロジェクト型の体験学修プログラムを充実させています。
八尾駅前キャンパスで行われた「八尾シンポジウム」では、地元企業と大学が連携。
商店街の活性化や新たなビジネスモデルについて語り合う異業種交流会に、本学学生も参加し、活発な意見の交流が行われた。
経済学を深く学ぶとともに、「信用金庫論」「観光論」「行政学」など、経営学や法学の分野も含めた多彩な講義科目を通じて、地域社会の仕組み・制度やまちづくりにかかわる経済・社会政策などを学修。多角的な思考力を養い、将来、地域発展にかかわるさまざまな分野で活かせる広範な知識やスキルを育てます。
信用金庫論
地域社会における金融機関の果たす各種役割について、特に信用金庫の活動に焦点を当てて学修。実際の信用金庫の仕事内容についても講義します。
交通概論
交通・運輸産業や、地域・都市交通の整備・運営政策などについて学修。
「公共交通」を通じて公共性・公共政策についての見識も養います。
観光論
観光に関する歴史的・理論的・政策的・実証的側面の基本的な知識を学び、観光による経済波及効果など、観光と地域とのかかわりについての見識を深めます。
自治体法務
自治体における政策法務について学修。最近のニュースなどを素材に、自治体のさまざまな施策、条例をめぐる問題点などを探り、地方自治のあり方について考察します。
地域密着型の事業を行う企業の継承者となるための学修ができるのも、このコースの特色です。地域経済について学ぶとともに、「中小企業経営論」などの経営学関連科目もあわせて履修することで、地域社会に根ざした経営スキルを養成。また、Uターン就職を希望する学生のためのキャリア支援プログラムも整備しています。
※この表は2018年度入学生のカリキュラムに基づいて作成したものであり、内容は一部変更となる場合があります。