マーケティングとは、顧客が真に求める商品やサービスをつくり、その情報を届け、効果的に得られるようにする活動のこと。このコースでは、消費者行動論や市場戦略論などの体系的な理論学修によってマーケティングへの理解を深めるとともに、体験学修を通じて、将来、企画職や販売・営業職として実社会で活かせる実践スキルや経営課題に対して多様なアプローチができる能力を養います。
経営学・経済学の基礎を身につけた上で、市場調査、商品企画・開発、生産、販売ルート、消費者行動、広告・宣伝などによる販売促進、物流に至るまでの、マーケティングの一連のプロセスにおける専門知識を体系的に学修。データ分析などの科学的根拠に基づいた「売れる仕組み」への理解を深めます。
講義科目では「商品を購買する人の行動をどのように捉え、時には心理学を利用したアプローチを用いながら、いかに商品の販売促進に結びつけていくか」といった広告心理も学修。さらに製品需要にかかわる価格設定や景気変動の影響など、マーケティングに関連の深い経済学への理解も深めます。
消費者行動論
ある企業の製品を消費者が欲しがるのはなぜか、その仕組みをさまざまな側面から追究。「ブランド」「広告」などを軸に、企業の消費者へのアプローチの効用について学びます。
市場戦略論
ヒット商品などを事例に、企業のマーケティング行動について深く学ぶ授業です。事例分析や問題提起をさまざまな角度から検討し、「企業が行うマーケティングとは?」の答えを探究します。
ビジネス統計学
マーケティングのための統計分析の基礎を学修。売上を伸ばすためにどのような戦略手段が重要か、といった課題について、統計学的に分析する手法を身につけます。
例えば、新商品のアイデアを求める企業からのミッションを受け、学生自身が商品の企画開発に挑戦。企業にプレゼンテーションし、優秀と認められれば商品化に至る可能性も。講義科目で学んだ専門知識をビジネスに活用するための実践力が、体験から身につきます。
地元企業「はっぴいおかん」と連携し、学生が商品開発や販売戦略を担当。写真はその商品のひとつ。
成人式ビジネスを展開する企業と連携。学生が主体となり消費者行動の調査、広告案やウェブサイトの改善案の提案などを行う。
※この表は2018年度入学生のカリキュラムに基づいて作成したものであり、内容は一部変更となる場合があります。