2021.12.20 トピックス 【アメリカ留学】帰国の途へ 学生生活 教育・研究 留学・国際交流



 9月にサンフランシスコへと出発した学生たち。留学期間はあっという間に過ぎ、いよいよ帰国の途に就きます。



 2019年度秋学期以降、新型コロナウィルス感染症が世界を襲いすべての海外派遣が中止へと追い込まれました。それから約1年半。本学は、学修機会の確保・提供と、学生並びに保護者の皆様の期待に応えるべく、度重なる検討とシミュレーションを重ね、留学再開へと舵を切りました。その「再開第1号」として選ばれたのがサンフランシスコ州立大学への1セメスター留学です。


 新型コロナウィルス感染症が収束したわけでもなく、さらに、通常プロセスよりも短時間かつ集中的な準備期間を経ての旅立ちで、学生や保護者の皆様の不安も大きかったと思います。しかし、それ以上に、コロナという予期せぬ出来事で留学の機会を奪われ落胆していた学生達にとっては、希望の方が大きかったのでしょう。大学やご両親の心配と不安をよそに、学生達は、厳しい事前準備をこなし、意気揚々と出発していきました。


 サンフランシスコ到着直後、思うように英語が話せず、異なる生活環境や宿題の多さなどに戸惑うこともありました。しかしながら、時と経験を重ねるにつれ、少しずつ順応しリズムを掴み、今では、それぞれがそれぞれの留学生活を満喫しています。


 先日、サンフランシスコ州立大学で修了式を迎えました。ともに学んだクラスメイトやお世話になった先生方と満面の笑みで記念写真に納まる学生たちは、私たち教職員の誇りでもあります。苦しい中で留学プログラムを再開し、学生たちを送り出すことが出来たことにやりがいと喜びを感じます。今回の海外派遣に際しご理解・ご支援を賜った全ての方々に、心から感謝と敬意を表します。



 さぁ、学生のみなさん、いよいよ帰国目前です!留学生活で得た素晴らしい経験やたくさんの思い出を、それぞれの胸とスーツケースに詰め込んで、安全に日本に帰ってきてください。大阪で待っています!




 
行動することの大切さ
 今回、サンフランシスコ州立大学に留学した学生たちが教えてくれたことは、「自らが道を切り開き、行動を起こすことの大切さ」だったのではないでしょうか。通常よりも高い危機管理意識を要したコロナ禍での留学プログラム実施は、学生本人も、彼らを見守る保護者の方々も、そして、いかなる状況下でも学生の国際教育の機会を保障したいと願う大学にとっても、大きな決断でした。


 最近では、授業も遠隔から対面授業へと徐々に切り替わり、大学は少しずつ本来の姿を取り戻しています。その中で「普通であること」の大切さを実感している学生も多いのではと思います。


 コロナの不安は未だ解消しておらず、国境を越えた人の移動についても、不便で不透明な状況が続くことが予想されます。そのような中で、学生生活全般や留学、希望進路への想いが一時的に褪せてしまった学生もいるかも知れません。今回サンフランシスコ行きを決断・実行した学生たちは、勇気を出して一歩踏み出したことで、夢を叶えました。もし、今、あなたが「期待と異なる大学生活」の中で、意欲や目標を見失いそうであるなら、ぜひ、もう一度、自身の夢や希望と向き合い、挑戦・実現したいことを思い出し、行動へと移してみませんか。きっと、道が開けることでしょう。大学はそんなみなさんを応援しています。




 
"where there's a will, there's a way"(意志ある所に道あり)
 







(以下、これまでの 「【アメリカ留学】:サンフランシスコ州立大学への学生派遣」関連のTopicsをまとめてました。ぜひご覧ください)
 


【アメリカ留学】海外留学再開! ―2021年9月、アメリカへ!
 
【アメリカ留学】9月からのアメリカ留学に向けて第1回事前学修会を開催(国際学部:第1弾)
 
【アメリカ留学】サンフランシスコ州立大学への留学準備の様子(国際学部:第2弾)
 
【アメリカ留学】サンフランシスコ州立大学への留学準備の様子(国際学部:第3弾)
 
【アメリカ留学】サンフランシスコ州立大学への留学準備の様子(国際学部:第4弾)
 
【アメリカ留学】サンフランシスコ州立大学への留学準備の様子(国際学部:第5弾・最終回)
 
 

【アメリカ留学】法学部生の海外留学

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