学部・大学院/教育
国際学部の特長
世界を見通す洞察力と創造力を身に付け、変化の激しいグローバル社会に挑む。
学部のポイント
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4年間で全員が必ず留学でき、希望者は複数国・複数回の海外留学が可能
海外留学を通じて多様性に触れ、豊かな国際感覚と優れたコミュニケーション能力を磨きます。また、帰国後の継続した学修により、国際的な課題の研究を深化させるとともに、国際感覚・国際理解力を高めます。
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英語運用能力を駆使した国際コミュニケーション能力を育む
習熟度別クラスによる少人数教育を通して、英語で考え英語で議論する実践的な運用能力を身に付けます。さらに、国際関係や経済・経営・社会・文化などの専門分野を英語で学び、英語で伝える高度な学修も行います。
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国際情勢を多角的に捉えるための、幅広い専門知識を身に付ける
世界15か国・地域からの留学生が学ぶキャンパスで、国際社会の多様性を尊重できる人間性を育みます。また、グローバル化が進む現代社会の諸課題を、政治・経済・経営に加え、歴史・言語・文化から理解し、国内外で活躍するための実践的思考力をゼミを通じて身に付けます。
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グローバリゼーションに対応する総合力を身に付け、国際キャリアを実現する
異なる価値観や文化的背景を持つ他者と協力しながら、社会の一員として活躍できる能力と、生涯にわたる就業力を育成します。1年次から体系的に配置されたキャリア形成科目の履修や、進路に応じた資格取得を通じて、国際的に活躍するために必要なキャリア形成をめざします。
教育特色
世界を動かす力を養う3つの教育特色
学びの第1の柱は「英語運用能力」の向上。英語で学び、英語で考え伝える能力を身に付けます。第2の柱「海外留学」では、豊かな国際感覚と優れたコミュニケーション能力を高めるとともに、世界が抱える課題と向き合います。第3の柱は「専門学修」。グローバル化する世界の諸問題を理解し、課題解決に取り組む実践的思考力を培います。これら3つの学びを連関することで世界を動かす力を修得します。
世界で通用する英語運用能力を修得
日常的に英語に触れることで、実践的な英語力を養成します。
個別最適型英語学修
「英語は頑張りたいけど何から始めたら良いのか分からない」、「自分の英語力ってどれくらいだろう?」本学国際学部の英語教育はそんなお悩み・疑問にお答えします。独自のアセスメントにより学生個々人のレベルや弱点を正確に把握! 授業や教員との個人面談を通じて弱点克服をサポートします。習熟度別に分けられた必修授業では、クラス毎に最適な教材やゴールを設定することで、着実なレベルアップを図ります。
全員が卒業までにTOEIC®600(実用英語技能検定2級相当)を取得します
TOEIC®対策授業を1年次から履修し、必要な知識や技能を徹底的に鍛えていきます。必修英語授業では中学や高校で学ぶ語彙や文法を初め、TOEIC®600達成に必要な素地を段階的に身に付けます。ネイティブ教員によるオールイングリッシュの授業は「生の英語」に触れる絶好の機会!リスニング力の向上はもちろん、質問やディスカッションも英語で行われるので、スピーキング力も身に付きます。
専門分野を英語“で”学ぶContent-Based English
法・政治・経済・文化・社会などの専門分野、たとえば国際条約や多文化共生、SDGsなどについて、「英語で学ぶ」授業を2年次以降に総合的な英語運用能力を鍛える科目として設置。教員が英語で講義を行うだけでなく、学生がグループディスカッションやプレゼンテーションにも英語で取り組み、専門知識の修得とともにより実践的に「使える英語」を身につけます。
本学英語教員が教えるTOEIC講座
TOEIC®におけるスコアの壁を乗り越えるために、国際学部では教育経験豊富な英語教員によるTOEIC講座を開講しています。集中的に取り組むことで必修英語授業で培ったTOEIC攻略に必要な知識や技能にさらに磨きをかけ、海外留学や就職活動に欠かせないスコアアップを全力でサポートします。
世界へと視野を広げ専門学修へつなげる留学・海外体験
1年次に全員留学・海外体験、2年次以降は自由にプログラムを選択できる。
1年次から留学や多彩な国々での海外体験学修を行うことで、英語学修への意欲や豊かな国際感覚を育みます。2年次からは、めざす将来のキャリアに応じたプログラム選択により、専門学修への意欲を高めます。これらの海外体験を通して視野を世界へと広げ、国際的な課題の研究ヘと結実させます。また、留学時期を自由に設定できる制度であるため、就職活動の早期化にも対応します。
留学・国際交流
海外協定校は世界27ヵ国・地域、73大学
グローバル社会を生き抜くための“国際感覚”を養う
国際色豊かなキャンパス
世界15カ国・地域からの留学生が学ぶ経法大のキャンパスは、語学力を伸ばし、異文化理解を深める最適な環境。多様な背景や文化を持つ学生との交流は、世界観を広げ、相互理解を促進します。言語や文化の違いを超えて、共通の興味や目標を共有し、新たな視点を得ることができます。
複合的な専門学修によって多角的な視点を養う
2年次から、めざすキャリアを見据えたコースを選択するとともに、専門ゼミに所属し本格的な専門学修がスタートします。「国際関係」「国際経済・経営」「コミュニケーション」「社会・文化」の4つの領域にまたがる学際的なテーマを課題に掲げ、卒業までに段階的に探究していきます。多様化が進む現代社会においては、解決すべき課題も複雑化しており、複合的な学修こそが国際的な課題を解決に導くことにつながります。
卒業論文テーマ(一部抜粋:2024年3月卒業生)
- 国際平和の希求と憲法9条改正是非の関係性
ー 安全保障環境の変化の観点から ー - 難民保護の負担分担における国家の義務の再考
ー 国家は義務として民間セクターを取り込めるか ー - 日本の宗教・宗教観 ー 宗教に対する信頼度から考える ー
Japanese religion/religious views Thinking from the Level of Trust in Religion - コンゴ民主共和国における社会復帰政策について
ー 子ども兵士の解放に向けて ー - エコツーリズムとSDGsの繋がりがもたらす地球への影響
- アフガニスタンにおける伝統的社会と中央国家による平和構築の検討
- 現代ムスリマ・ファッションの展開
ー イスラーム的「装い」からモデストファッション市場への参入 ー
Unveiling Muslima Fashion: From Islamic Dress to Modest Fashion Market - Comparative Analysis of Freedom of Speech and Media Influence
ー Horizontal comparison between the United States, Japan and China United States, China, and Japan - JAPAN’S FEUDAL HISTORY
ー The pivotal role of the Shogunate and the Bushido that shaped Japan’s vision ー - ウクライナ戦争終結への条件
ロシアとNATO諸国の戦略からの一考察 - 日本の観光地における多言語対応の現状とこれから
ー 言語の壁を超える情報伝達 ー - 性別取扱いの変更における手術要件の妥当性
ー 社会的要因を解決する方法の模索 ー
学部長メッセージ
国際学部長 呉原 志賢 (Yukitaka Kurehara)
複雑化する国際課題に向き合える幅広い専門性を。
国際学部学生研究発表大会とは
海外での体験を通して知識や見識を発展させ、 将来につながるチカラを養う
国際学部学生研究発表大会は、自身の研究を教員や学友に発表し、その過程を通じて研究をさらに深める場として例年開催されている国際学部の重要行事です。
1年生はポスターセッション、2年生はプレゼンテーションコンテスト、3、4年生は研究発表と各学年で部門を設けており、段階的に自身の研究を深め、集大成となる卒業論文につなげます。
国際社会の様々な諸問題を中心とした発表
2021年度は、4年生20名、3年生26名、2年生10組37名が発表。1年生は全員がポスターセッションに取り組んだ上で、各演習クラス内で選抜された代表の10組が一堂に会し、その内容を競い合いました。
3、4年生の部は、学生の研究分野をもとに「法政治文化」「歴史社会」「経済経営」「コミュニケーション・情報」の4会場に分かれて発表・審査。昨年度に引き続き、Zoomを利用して対面と遠隔の“ハイブリット”で実施し、コロナ禍で日本に入国できていない外国人留学生等は、遠隔で発表や視聴を行いました。