経営革新の時代を牽引し、創造力あるビジネスリーダーへ。

経営学、マーケティング、会計学そして、現代の企業経営に欠かせない「DX」の手法を学び、ビジネスの最先端にも触れます。1年次はこれらの領域を幅広く学び、2年次からはコースに分かれて、経営戦略やIT、商品企画、ファイナンスなどの理論と実践を組み合わせて学修します。学部独自の課題解決型学習や、実践的なゼミ、資格取得のサポート、インターシップを通じて就業力を養い、ビジネス環境で活躍するために必要な創造力や思考力などのビジネススキルが身に付きます。

学部のポイント

  1. 経営学・マーケティング・会計学と、現代の企業経営に欠かせないDXの手法を学修

    経営学基礎、会計学基礎などの経営学科目を幅広く学ぶとともに、DXについても学修します。2年次からはコースに沿った専門知識を深めることで、予測困難な現代の企業経営に対応できる能力を養います。

  2. 最新の経営学を学ぶ2つのコースを新設

    変化し続ける現代社会に適応したビジネスを生み出す「変革マネジメント・リーダーシップコース」と
    ITやAIを駆使してビジネスの課題解決に挑む「ビジネスDXコース」を新設します。

  3. 有名企業で活躍してきた教員陣から“最前線のビジネス感覚”を学ぶ

    パナソニック(株)や(株)リコーなどの有名企業で活躍してきた教員や、公認会計士試験に現役合格し、大手監査法人で監査に従事するなど、ビジネスに精通した教員陣から実践的なビジネス感覚を修得します。

  4. トップキャリア養成プログラムで大手トップ企業をめざす

    大手有名企業や、各業界のリーディングカンパニーへの就職をめざすプログラム(通称「ミラプロ」)がスタート。企業や行政の課題解決にチームで取り組むことにより、トップキャリアに求められる「発想力」「コミュニケーション能力」「行動力」などを身に付けます。

  5. 公認会計士・税理士合格に確かな実績

    「公認会計士・税理士養成プログラム(アカプロ)」が始動。正課授業やSコース「会計職講座」でより深い知識を修得することで、公認会計士・税理士などの会計系難関資格試験合格を実現しています。

教育特色

Future Leaders Program(ミラプロ)トップキャリア形成プログラム

経営者や起業家、マネージャーなどビジネス変革をリードする人材をめざす。

めざす進路

  • パナソニック ホールディングス(株)・トヨタ自動車(株)などの製造業
  • 台湾積体電路製造股份有限公司(TSMC)・(株)村田製作所などの電子部品関連企業
  • Google LLC・ソフトバンク(株)などのIT企業

ビジネス変革をリードする未来人材をめざし、複雑な環境でのチェンジマネジメント能力を養成するプログラムが始動します。
大手有名企業や、各業界のリーディングカンパニーへの就職をめざし、企業や行政の課題解決にチームで取り組みます。プログラムを通じて、トップ企業へ就職するために必要な「発想力」「コミュニケーション能力」「行動力」を養成します。

Program of Accounting Profession(アカプロ) 公認会計士・税理士養成プログラム

アカデミックに精通した教員と実務経験豊富な教員による「理論的かつ実践的な知識・技能」の修得と、正課授業やSコース「会計職講座」の学修で資格取得を実現。
卒業後は会計プロフェッションとして、財務データの分析から課題の発見、確かな理論に基づいた改善提案ができる人材へ。

多様な課題解決型学習(PBL)で実践力を高める。

全員が課題解決型学習に取り組むのが経営学部の特色です。この学習を通じて、実践的にマーケティングやマネジメントを学ぶとともに論理的思考力や創造力、協調性など、社会のビジネスシーンに身を置いた際に、即戦力として発揮できる多様な能力を養うことができます。

パナソニックオペレーショナルエクセレンス(株)と連携し、DXの事例を研究

大手企業の物流部門におけるサプライチェーンを最適化するDX活動を調査し、事例研究を行う。

大型ショッピングセンターにおける消費者行動の調査

地域に根差した大型商業施設と連携し、消費者行動の理論とその実態について考える。

海外でも人気のある「日本酒」マーケティング

奈良県の酒造メーカーが手がける「日本酒」の販路拡大や売上増加に繋がる施策の考案に挑戦する。

日本マイクロソフト(株)やDXCテクノロジー・ジャパン (株)などの大手IT企業と課題解決の手法を探る

業界を牽引する大手企業からの課題に挑み、マーケティングの手法を活用し課題を解決する。

SNSを活用したベーカリーのプロモーション

八尾市の人気ベーカリーの売上拡大に向け、SNSを活用した新たな販売方法を創出する

地域の魅力を発信するショートフィルムの制作

「映像」の力で地域の新たな魅力を発見し、人々の心を動かす映像制作に取り組む。

卒業論文テーマ(一部抜粋:2024年3月卒業生)

  • クールジャパン構想における「漫画」のビジネスマーケティング分析
    ~海賊版に対する競争優位性に関する一考察~
  • 地域資源活用による地方創生マーケティングに関する一考察
    ~地方の音楽ロックフェスというイベントマーケティングから見る地方創生の可能性~
  • コンテンツ生産方式(AIGC)と生成AIの研究
  • 価値の変遷によって起こる消費者と経営戦略の変化
    ~ブランド戦略と潜在価値開発~
  • SNS(YouTube)を利用したマーケティングの実用性の考察
  • オンラインマーケティングにおける感情共鳴が
    旅行意思決定に与える影響に関する行動経済学的考察
    ~TikTokのショート動画を例に~
  • 会計情報の明瞭性及び経済的実態の追求 ~SLB取引を事例に~
  • 原価計算基準の改定に向けて
    ~原価計算の歴史および今後の基準のあり方~

学部長メッセージ

経営学部長 徳丸 義也(Yoshiya Tokumaru)

経営学、マーケティング、会計学の専攻をもとに、戦略を構想するビジネスリーダーをめざす。

 経営学部では、不安定・不確実な要因が多く存在する予測困難な現代社会において、ビジネスの諸課題に主体的・創造的に対応できる人材育成を目指しています。
 
そのため、1年次ではまず「経営学」「マーケティング」「会計学」の3つの分野を座学と双方向教育を通して学び、基本理論を体系的に身につけます。さらに、少人数の演習を通じて、企業と連携した課題解決型学修(PBL)に取組み、理論の活用やプレゼンテーションなど、学びを深め広げていきます。
 
2年次からは「現代企業戦略コース」「人材・組織マネジメントコース」「マーケティング戦略コース」「会計専門職・企業財務コース」の4コースから希望に応じたコースを選択し、自らの専攻として深い学識と高度な専門性を究めていきます。各コースのポリシーは、「意思決定」と「戦略の構想」をもとに取り組んでいくこと。ビジネスの諸課題において、あらゆる選択肢の中で自らが最適な目標とプロセスを選び、実行する力を養っていきます。
 
また、コースの特性と教員の強みを関連させ、効果的な学修成果につながる授業の展開を私たちは重視しています。
 
経営学部には、アカデミックに研究を進めてきた専門家をはじめ、リーディングカンパニーで活躍してきた企業人、ビジネスの悩みに対して専門的な視点から解決手段の提案を行なってきた経営コンサルタント、厚生労働省の中枢を担ってきたキャリア官僚など、多様な経験をもつ教員陣が在籍しています。それぞれの分野で培ってきた経験に基づいた教員の高い指導力を、学生の知識の定着や考える力につなげていくことが経営学部の大きな特色といえるでしょう。
 
インターンシップではキャリアセンターによるプログラムに加え、経営学部が独自に開拓した複数の企業を訪問するプログラムを用意しています。目指す将来に照らしあわせて行き先を選び、企業連携を通して実際に起きている課題に挑むほか、企業のグローバル化に対応した海外インターンシップも予定しており、国内外のビジネスで通用する知識・技能の修得と共に実践力を磨いていきます。
 
就職活動に向けては、キャリア教育を1年次の早期から行ないます。経営学部では特に専門学修と連動したキャリア教育を実践しており、入学以来培ってきた自らの専門性を言葉にして就職活動に臨むことができます。たとえば、企業の面接では大学で学んだことをただ単に伝えるのではなく、学びから得た専門性を業界や仕事でどのように活かしていくのかを自信を持って明確に語ることができるようになります。
 
さらに、本学は資格取得においても高い実績を誇っており、その理由として徹底した支援体制が挙げられます。公認会計士、税理士、ITパスポート試験といった国家資格やリテールマーケティング(販売士)検定試験など難関資格の受験に向けては、「正課授業」や「演習」、Sコースをはじめとした「資格講座」、専門部署による「受験対策」を相互にリンクさせた手厚いサポートを展開し、学生に寄り添いながら合格へと導きます。
 
4年後、経営学の理論的な体系を理解して知識を定着させた上で自らの専門性をもち、意思決定のもとに戦略を構想して行動に移す、そんな予測困難な時代を生き抜くための力を備えたビジネスリーダーとしての未来が拓けることでしょう。

 

大阪経済法科大学 経営学部長
徳丸 義也