2021.08.20 トピックス 【アメリカ留学】サンフランシスコ州立大学への留学準備の様子(国際学部:第3弾) 学生生活 教育・研究 留学・国際交流


 本格的な夏に入り、日に日に暑さが増していくなかでも、本学の学生たちは一歩ずつ着実に留学への準備を進めています。
 第2回の事前学修会の準備のかいあって、無事にビザインタビューを終えた学生たちは、留学準備をさらに加速させます。①留学中の学修の計画と、②サバイバルイングリッシュの習得で構成されている全9回の事前学修会も、第3回目を迎えました。
 今回は、8月6日に遠隔のLive学修(Zoom)にて行われた「第3回事前学修会」の様子をお伝えします。



留学中の学修計画

 みなさんは自分が「留学をする」といったときに何を思い浮かべるでしょうか?英語を磨いたり、英語で専門的な講義を受けたり、はたまた留学先の社会を学ぶべく「何でも見てやろう」と歩き回ってみたり、さまざまな形があると思います。
 どのような形の留学をするにしても欠かせないのが計画を立てることです。第3回目の学習ポイントの1つ目は、「留学中の学修計画」を立て、サンフランシスコで学ぶ具体的イメージをつくることでした。とくにコロナ禍においては、いろいろな可能性に備えて、計画を立てることが重要です。

 はじめに、学生たちは実際に英語を学ぶサンフランシスコ州立大学の語学学校American Language Instituteのホームページをみながら、授業の様子や内容について理解を深めました。次に、「教室内」での学びを「教室外」でいかに実践するか、教員からのアドバイスを受けました。英語を現地で学ぶときの重要なポイントに、学んだことを実生活で使ってみることがあります。頭のなかに入れた単語や表現を、英語しか話されていない環境で、実際に使ってみること。これはとても勇気と度胸のいることですが、そのような主体的なチャレンジを通じてこそ、英語が体に染み渡ります。
 


サンフランシスコの社会と文化

 第3回目のポイントの2つ目は、「サンフランシスコの社会と文化」を知ることです。カルフォルニア州の北部に位置し太平洋を望むサンフランシスコは、経済・金融の中心地であり、アメリカのなかでも多様な出自をもつ人々が集まる都市です。
 そのような魅力あふれるサンフランシスコの地理・歴史・気候・人々についての学びを深めるとともに、現地の新型コロナウィルス感染状況を確認しました。サンフランシスコにはアジアにルーツを持つ人々、なかでも日系人がたくさんいます。アメリカの日系人研究を専門とする教員から、自らの経験を交えて講義が行われました。そのなかで、サンフランシスコの日系人社会には、長年息づく伝統と歴史があり、そして何よりも人々の温かさがあること。そして困ったときには多様な文化的背景の異なる人々が「なかま」として助けてくれることが伝えられました。

 以上の事前学修会を通じて、学生たちはサンフランシスコで学ぶ具体的なイメージがつかめてきたようです。少しの緊張が残りながらも、現地でやりたいこと、行ってみたい場所、話してみたいこと、などなどを思い浮かべていくうちに、サンフランシスコへの心の距離がぐっと近づいた様子でした。

 引き続き、次回第4弾では、サバイバルイングリッシュの習得の様子をお伝えしたいと思います。