国際学部 国際学科のゼミを紹介します。

教授/学長中井 英雄ゼミ

経済政策:日本・ドイツ・イギリスの国際比較

この授業では、ミクロ経済政策に関する知識を学修し、調査・研究に取り組むことによって、テーマの設定、資料調査、分析、そして研究成果の発表にいたるまでの、一連のプロセスを学ぶことを目的とする。履修生は、各自の問題関心に基づきテーマを選択する。また、グループワークを通して、コミュニケーション能力、協働力とリーダーシップ、課題発見能力等を身につけさせ、「就業力の育成」を目指す。

担当演習 専門演習ⅢA・ⅢB
関連科目 日本経済入門
世界経済入門
経済政策概論
ヨーロッパ経済論
卒業論文
テーマ例
ゼミ生からのメッセージ

演習では、中井先生のテキスト「地方財政学」を使って、ドイツ、イギリス、日本の共通点と相違点を勉強し、その一部を研究発表大会で発表し、3位入賞を得た。三か国の比較は、最初は難しかったが、研究発表大会の準備の段階で、ようやく、理解できるようになった。ゼミでは、就職活動の準備に積極的な学生、声優をめざして劇団活動をしている学生、中国の大学院を目指す中国語が得意な日本の学生や、ベトナムや中国の大学院進学をめざす留学生と、多様であるが、1年が経過して、ようやく中井ゼミ生になれたと思っている。

教員詳細

教授/国際学部長呉原 志賢ゼミ

国際化する企業経営における情報の利活用について

日々、発展・普及するICT(Information & Communication Technology:情報通信技術)やAI(Artificial Intelligence:人工知能)、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)、大量に蓄積されるデータ(ビッグデータ)を利活用することが、国際化する企業経営において不可欠になっています。3年次の専門演習ⅡA・B、4年次の専門演習ⅢA・Bで、国際化する企業経営における情報の利活用の諸課題をテーマに取り上げ、調査、分析、検証、考察して卒業研究に取り組み、卒業論文の作成を目指します。演習での取組をとおして、発表、討論、文章表現等の能力や課題発見能力の向上を図ります。また、グループでのディスカッションやプレゼンテーションの実施により、主体性やチームワーク、リーダーシップ等を身につけるための素地を養います。さらに、様々な情報端末からWeb上にある情報資源にアクセスし、クラウドコンピューティングについてのスキルやICT利活用能力を高めていきます。

担当演習 専門演習ⅡA・ⅡB・ⅢA・ⅢB
関連科目 経営情報概論
データマイニング
情報セキュリティ論
ビジネスアプリケーション
クラウド活用実践
卒業論文
テーマ例
ゼミ生からのメッセージ

演習では、情報処理や経営の分野について研究します。情報通信白書などをパート分けし、それぞれプレゼン等を通して理解を深めています。ゼミ生は学修に積極的で、先生も手厚いサポートをしてくださいます。これから必ず必要になってくるICTなどの知識だけでなく、プレゼンなどの社会人として必要なスキルを身につけることができました。

教員詳細

教授岩見 真希ゼミ

社会的課題解決に向けたICTの利活用に関する調査研究

この演習では、5Gの商用開始に係る動向や今後のICT産業で想定される構造の変化、新型コロナウイルス関連の動向を含めたICTの活用による社会的課題解決に向けた様々な取り組み、デジタルデータの活用をめぐる最新の動向や利用者意識、今後の展望について、最新の総務省の情報通信白書を輪講形式で読み進めながら、幅広い知識を身につけていきます。また、行政機関等によるオープンデータの活用事例を調査し、社会的課題解決に向けたICTの利活用の可能性を探ります。

担当演習 演習Ⅰ・Ⅱ
関連科目 情報セキュリティ論
データマイニング
ビジネスアプリケーション
クラウド活用実践

教員詳細

教授伍 躍ゼミ

グローバル・ヒストリー(global history)の観点から政治・経済・社会を学修する

これまでの演習・講義・海外体験などの科目で学修した政治・経済・社会に関する知識や理論を、グローバル・ヒストリーの観点から、さらなる批判的・検証的な分析・考察をする総合的学修を行う。
春学期:基本資料などの輪読などを通して、3年次学生としての文章解読力・理解力・課題発見力・プレゼン力を磨く。
秋学期:グローバル・ヒストリーの観点から政治・経済・社会に関するテーマを調査・分析を行う。そのうえ、教員や履修生間でディスカッションを行うことで、調査・分析の内容についての理解を深め、学修内容を定着する。

担当演習 専門演習ⅡA・ⅡB
関連科目 世界史概論Ⅰ・Ⅱ
アジア史
ゼミ生からのメッセージ

【申込者の声】私は、このゼミでは歴史という膨大な情報の中から自分で選んだ内容を様々な資料を用い数多くの知識や情報、自分が伝えたい内容を集大成として社会人基礎力、プレゼン発表などの表現力で創り上げることが出来る活動をすると思いました。…グローバルヒストリーを研究し、私にとって今まで未知であった過去の出来事を学び、私自身の人生において学びをしないままにしている過去の出来事に気づくことやこの世界のシステムとは結局何であるかということを追求することがしたいです。ガイダンスにより、過去の出来事から学び未来に繋げていくということの大切さを知り、自分の人生を振り返り次に進むこと、自分の生きる世界をより深く学びたいです。

教員詳細

教授東條 加寿子ゼミ

言語と文化・教育をめぐる諸問題

この演習ではグローバル社会における異文化コミュニケーションについて考えます。多様な文化・言語や価値観が混在するグローバル社会におけるコミュニケーションにはどのような要因が関わっているのでしょうか。文化やコミュニケーションの基礎概念について学び、それに基づいて、「世界言語としての英語」「移民・難民問題」「多国籍企業」などの事例を考察・分析します。このことは、国際社会の中の自分自身のアイデンティティについて考えることではないかと思います。

担当演習 専門演習 I
関連科目 Readings for Global Issues

教員詳細

教授菅原 絵美ゼミ

法・政治に関する知識や理論に基づき地球的課題を研究する

国際法・国際政治に関する知識や理論からグローバルな課題(人権、環境、国際犯罪、腐敗防止等)とその解決のための法政策を考えていきます。課題のなかには、グローバリゼーションのなかで日本社会が直面しているもの含まれます。
まずは学生ひとりひとりが国際学部の学びのなかで育んできた問題関心から課題文献を選びます。課題文献の学修から互いの問題関心を知り、自身の視点を深め・広げることを通じて、最終的な卒業研究へとつなげていきます。

担当演習 専門演習Ⅱ・Ⅲ
関連科目 国際社会と法
日本と国際法
国際協力法
安全保障と国際法
国際人権法
平和的紛争解決
国際組織論
国際政治学Ⅰ
国際政治学Ⅱ
国際関係論
卒業論文
テーマ例
ゼミ生からのメッセージ

国際法を基に領土問題や人権問題など多岐にわたる課題を見、それらの解決策を模索していくゼミです。いろんな視点から問題について考えられるのでいろいろ気づくことがあります。先生やゼミ生と議論したり、先生から教わったりすることで、今までに興味がなかった国内での政治動向や、海外でのニュースなどを、今では積極的にみるようにしています。

教員詳細

教授赤城 永里子ゼミ

異文化コミュニケーション、多文化共生のための日本語(やさしい日本語)

この演習を通して、他の文化背景を持つ人とのコミュニケーションについて考えていきます。
具体的には、文化によって、各状況でどんな行動をとるかが異なります。行動をとるときには、言語を伴うときもあれば、言語を使わないこともありますが、どのような価値観や習慣に基づいているのかを探求します。また、日本社会も、一層さまざまな国の出身者が増えていますがすべての外国籍の人が日本語に堪能なわけではありません。しかし同じ地域で生活する者同志での助け合いが必要になります。そんなとき、彼らに歩み寄れるのは日本語の母語話者です。どのように話せば彼らとコミュニケーションをとれるのかを学び、言語の面から多文化共生を実現するうえで必要な知識やマインドを養成します。

担当演習 専門演習Ⅱ・Ⅲ
関連科目 コミュニケーション論
ことばと文化
異文化コミュニケーション
コミュニケーション技法Ⅰ・Ⅱ
卒業論文
テーマ例
ゼミ生からのメッセージ

赤城ゼミでは日本語の教養を中心に、多文化共生のための日本語を学んでいます。
日々、私たちが過ごす学校やグローバル化が進む日本には外国の人がたくさんいます。私たちが日本語で彼らと話すときに、母語話者側が外国の人に歩み寄って、お互いが分かり合えるように話すための方法である”やさしい日本語""について考えています。
また、このやさしい日本語は外国人のみならず、幼児やお年寄りにもわかりやすく伝えることができ、共に暮らしていく中で欠かせないものです。
今まで日本語についてあんまり深く考えたことはなかったのですが、外国の人と話すときに少しでも私たち日本語母語話者が簡単な日本語を話すだけで相手も助かるということです。外国の人と共生する上で必要なことは、相手がどう感じているかに気づくことが必要なのだと思いました。
また、先生は、どれだけ忙しくても卒業論文や資格試験の学習など、一人一人の支援をしようとしてくれていて、いつもすごいなぁと思っています。

教員詳細

准教授高砂 謙二ゼミ

国際金融・国際経営

この演習を履修することで、経済全体の現状を理解できるようになることを目的とします。2年生の専門演習Ⅰでは、経済の基礎理論と金融についての学修を行い、3年生の専門演習Ⅱでは企業の海外戦略のケーススタディーを通じ、経営の様々な問題点を分析する。4年生の演習Ⅲでは、これまでの学修の集大成として、卒業研究として論文作成を行います。
演習では毎週担当・テーマを決め、学生が発表し、質疑応答を通じ、内容を深掘りし、知識を習得できるような形式で行います。

担当演習 基礎演習
専門演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
関連科目 国際ビジネス概論
国際金融概論
国際経営論
外国為替論
貿易金融論
卒業論文
テーマ例
ゼミ生からのメッセージ

高砂先生の演習に参加しての感想は、とても自分自身を磨くことのできる演習だと思います。それは、指導内容が適切で、一つ一つにしっかりと筋が通っているからです。まず、高砂先生は社会人経験をお持ちなので、各業界の特性や生徒との相性なども助言して下さります。
また、私も日頃から自分なりに筋を通して言動を起こすよう心がけているため、しっかりと筋の通っている高砂先生の指導は、「自分のためになる」と迷うことなく聞き入れることができます。

教員詳細