研究・社会連携 研究報告
国際シンポジウム開催
東アジア学国際学術シンポジウム
世界情勢の急激な変動を受けて、東アジアを巡る地域学に関しても学問的枠組みの変革が求められている。当研究所はそうした観点から北京大学東アジア学研究センターといち早く協定を結び、今後の新しい学問的潮流を主導するべく、国際的な研究ネットワークの醸成、さらには、現実に働きかけうる学術会議の開催を目指してきた。その結実が、2000年8月に北京にて開催された「東アジア学国際学術シンポジウム」であった。世界各国から参加した研究機関のリーダーたちは、その会議の成功を受けて、それを更に推進発展すべきとの意見で一致し、以降、隔年で同シンポジウムを開催するなど恒常的に国際的な学術交流を推進するべく努力している。
■第10回
テーマ | 21世紀における東アジアの新局面 |
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日時 | 2018年8月28日、29日 |
場所 | モンゴル モンゴル国立大学 |
主催 | モンゴル国立大学/北京大学東亜学研究センター/大阪経済法科大学アジア研究所 |
■第9回
テーマ | 新たな情勢の下での東アジアにおける協力と交流 |
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日時 | 2016年9月17日、18日 |
場所 | 中国 復旦大学 |
主催 | 復旦大学日本研究センター/北京大学東亜学研究センター/大阪経済法科大学アジア研究所 |
■第8回
テーマ | 再構築される東アジア |
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日時 | 2014年9月13日、14日 |
場所 | 中国 遼寧大学 |
主催 | 遼寧大学国際関係学院/北京大学東亜学研究センター/大阪経済法科大学アジア研究所 |
■第7回
テーマ | 新しい世界秩序と東アジア |
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日時 | 2012年9月7日、8日 |
場所 | 中国 中山大学 |
主催 | 中山大学亜太研究院/北京大学東亜学研究センター/大阪経済法科大学アジア研究所 |
■第6回
テーマ | 多極化する世界の中の東アジア |
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日時 | 2010年9月9日、10日 |
場所 | ロシア ロシア極東国立大学 |
主催 | ロシア極東国立大学/ロシア科学アカデミー極東支部太平洋地理学研究所/ ロシア科学アカデミー極東支部歴史・考古・民俗学研究所/大阪経済法科大学アジア研究所/北京大学東亜学研究センター |
■第5回
テーマ | 21世紀の東アジア -平和・安定・共生- |
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日時 | 2008年9月21日、22日 |
場所 | 日本 大阪国際交流センター |
主催 | 大阪経済法科大学アジア研究所/北京大学東亜学研究センター |
■第4回
テーマ | 東アジア共同体に向けて-展望と挑戦- |
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日時 | 2006年9月15日、16日 |
場所 | ベトナム 社会科学院 |
主催 | ベトナム ベトナム社会科学院北東東アジア研究所/北京大学東亜学研究センター/大阪経済法科大学アジア研究所 |
■第3回 東アジア学 国際学術シンポジウム
テーマ | アジアにおけるエスニックグループの調和と軋轢-東アジア共同体の展望- |
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日時 | 2004年12月17日~18日 |
場所 | ベトナム、ベトナム社会科学院 |
主催 | ベトナム社会科学院北東東アジア研究所/北京大学東亜学研究センター/本学アジア研究所 |
■第2回 東アジア学国際学術シンポジウム
テーマ | 経済のグローバル化・地域化と東アジア |
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日時 | 2002年8月21日~22日 |
場所 | 中国、北京大学 |
主催 | 北京大学東亜学研究センター/本学アジア研究所 |
■第1回 東アジア学国際学術シンポジウム
テーマ | 東アジア学研究の現状と課題 |
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日時 | 2000年9月22日~23日 |
場所 | 中国、北京翠宮飯店 |
主催 | 北京大学東亜学研究センター |
後援 | 北京大学アジア・アフリカ研究センター/本学アジア研究所 |
アルタイ学国際学術討論会
本学と中国中央民族大学との間で学術交流協定が締結されたことを契機に、中央民族大学と本学アジア研究所との共同主催による、アルタイ学研究をテーマとした国際学術討論会の準備が進められた。グローバル化は、その反面で様々な民族の共生というテーマを浮かび上がらせている。多民族の共生をまさに生き、それがもたらす様々な問題を研究の中心に展開している中央民族大学は、いわばひとつの学問的モデルともなりうる。本学のアルタイ語専門の教員との学術交流は、本格的な学問成果が期待される。今後の交流の実質化の一歩となる事業である。
テーマ | アルタイ諸言語比較研究、アルタイ諸言語内部方言比較研究、アルタイ諸言語及び相関言語比較研究、アルタイ諸言語理論最新研究成果 |
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日時 | 2002年8月28日、29日 |
場所 | 中国 中央民族大学 |
主催・後援 | 中央民族大学 主催/大阪経済法科大学アジア研究所 後援 |
研究会・助成研究
当研究所では、これまで、間島史料研究会(代表 橋本久)、アルタイ学研究会(代表 宋在穆)、北東アジア研究会(代表 藤本和貴夫)、中国研究会(代表 華立)等の共同研究部会活動を推進し、多くの研究成果をあげてきました。今後は、所属研究会、助成研究を中心とした支援を継続し、研究活動の活性化と競争的研究費の採択を目指します。
多文化共生社会研究会
研究テーマ | グローバリゼーションの下での多文化共生、異文化理解、人種のあり方に関する国内外の事例研究および比較研究 |
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代表者 | 華立(アジア研究所客員教授) |
多民族社会研究会
研究テーマ | 東アジア世界における多民族共生・多文化共生社会の形成と発展:冷戦体制崩壊後の日本・韓国・中国東北地方を中心に |
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代表者 | 瀧澤秀樹(アジア研究所客員教授) |
清代档案研究会
研究テーマ | 訴訟文書を通じた、近代以前の東アジアにおける地域社会の形成に関する認識の文献学的再検討 |
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代表者 | 伍躍(国際学部教授) |
日中韓における少子高齢化研究会
研究テーマ | 日中韓における少子高齢化社会問題 |
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代表者 | 朴永炅(教養部教授) |
欧州国際私法研究会
研究テーマ | 日本と欧州各国の国際私法の文献購読と比較法的検討 |
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代表者 | 小野木尚(法学部准教授) |
助成研究
■2020年度
研究テーマ | 外国家族法制の研究 |
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代表者 | 小川富之(法学部教授) |
研究テーマ | 新型コロナウイルス感染症が深圳市朝鮮族コミュニティに与えた影響と対応~OKTA深圳支部を中心に~ |
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代表者 | 南玉瓊(アジア研究所客員研究員) |
■2019年度
研究テーマ | 労働市場政策法のあり方に関する日中比較研究 |
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代表者 | 烏蘭格日楽(法学部教授) |
研究テーマ | 日緬関係における「留学生外交」に関する実証的研究 |
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代表者 | 梶村美紀(国際学部准教授) |
研究テーマ | 回想録にみえる文革経験者の事後認識~知識人を中心として~ |
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代表者 | 姜若冰(教養部准教授) |
研究テーマ | 屈従でもなく抵抗でもない第三の道~中国の少数民族地域の自律的な実践共同体~ |
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代表者 | 林梅(アジア研究所客員研究員、関西大学非常勤講師) |
■2018年度
研究テーマ | 労働市場政策法のあり方に関する日中比較研究 |
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代表者 | 烏蘭格日楽(法学部教授) |
研究テーマ | 日緬関係における「留学生外交」に関する実証的研究 |
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代表者 | 梶村美紀(国際学部准教授) |
研究テーマ | 回想録にみえる文革経験者の事後認識-知識人を中心として- |
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代表者 | 姜若冰(教養部准教授) |
研究テーマ | 屈従でもなく抵抗でもない第三の道-中国の少数民族地域の自律的な実践共同体- |
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代表者 | 林梅(アジア研究所客員研究員) |
■2017年度
研究テーマ | グローバルな行為規範としての国際人権基準の実効性 |
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代表者 | 菅原絵美(国際学部准教授) |
研究テーマ | 激動の1960年代を生き抜いた中国知識人たちの現在―回想録からみる文革経験者の事後認識― |
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代表者 | 姜若冰(教養部准教授) |
研究テーマ | 回想録にみえる文革経験者の事後認識-知識人を中心として- |
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代表者 | 姜若冰(教養部准教授) |
研究テーマ | 近代イスラームにおける知の再編成に関する研究―神秘思想を中心に― |
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代表者 | 石田友梨(教養部助教) |