2021.08.07 トピックス 【アメリカ留学】危機管理オリエンテーション開催 教育・研究 留学・国際交流


新型コロナウィルス感染症の拡大が止まらない中、ワクチン接種は最も有効とされている感染対策と言われています。
そんな中、本学は、他大学に先駆けてコロナワクチンの職域接種を実施しました。
6月21日から第1回目の接種を開始し、7月21日には2回目の職域接種を完了しました。(詳しくはこちら

本学が海外留学再開へと舵を切ることができた大きな要因の一つがこの「ワクチン接種」です。
そして、今回留学を希望した学生たちは、全員がワクチンを接種しました。

ただ同時に、感染リスクが下がるとはいえ、ワクチンはウィルスを100%防ぐ万能の薬ではありません。
そのため、留学にあたっては、感染予防対策をはじめ、学生達の危機管理能力や安全意識の強化が欠かせません。

そこで、本学では、英語や留学先の生活や文化などについて学ぶ「事前学修会」、留学に係る手続等を確実に進めるための「事前説明会」に加えて、様々な「危険」に対応するための「危機管理オリエンテーション」を実施しています。
 
ここでは、先日開催された「第1回危機管理オリエンテーション」の様子についてお伝えします。
 

希望を胸に。しかし準備は着実に

危機管理オリエンテーションでは、感染予防対策や一般的な危機管理について学びます。
留学前から、そして留学中の重要情報の入手・共有、危険の回避と遭遇時の対処方法、緊急時の連絡方法などを学んでいきます。
例年、過去の事例や、想定される危険に話が及ぶと、学生達の顔にも緊張が走ります。

オリエンテーションの終盤に担当の教職員が学生達に語りかけます。
「最も大事なことは、皆さんの『安全・無事』です」「ここに妥協はありません」。
思い切って踏み出した「留学再開」の一歩ですが、だからこそより安全な環境を提供したいと思っています。

今回の留学再開の裏には、学生と保護者の皆様の「勇気ある決断」がありました。
その「勇気」が「蛮勇」であったとならないよう、また、最高の結果として結実するよう、大学としてもできる限りの支援を提供する計画です。
 

【学生インタビュー①】青島杏果さん(国際学部)

今回のアメリカ留学に名乗りを上げた学生たちは、今どんな気持ちなのでしょうか。
オリエンテーション終了後に、その一人である、青島杏果さん(国際学部3年)にお話を聞きました。



● 今回、どうしてアメリカ行きを希望したのでしょうか。
〇 実はもともと、昨年ニュージーランドに留学する予定だったんです。
それがコロナで急遽取りやめになってしまったので、今回のサンフランシスコ留学を希望しました。
念願の海外留学が叶いそうでうれしいです。

● 「留学再開」の情報に接したときの気持ちは?
〇 ニュージーランド留学が中止になった時、言い表せないほど残念で、すごく落ち込みました。
なので、今回のアメリカ留学が大変貴重な機会であることは分かっています。
だからこそ、チャンスを無駄にしないよう精一杯がんばりたいと思っています。
 
● アメリカ留学中に、特にチャレンジしたいことはありますか?
〇 元々国際交流にすごく関心がありました。コロナ禍では、留学生支援の一環として実施された、留学生向けの日本語会話レッスン(オンライン)にも参加し講師を買って出ました。
アメリカでも、現地の学生、他の国から来る留学生やホストファミリーなど、色んな人たちと積極的にコミュニケーションをとって、たくさん友達を作りたいです。
 
アメリカ留学への思いを語ってくれる青島さんの表情は、未来への希望と期待に満ち溢れていました。
そして、それはもちろん他の学生たちも同じです。