2021.09.17 トピックス 【アメリカ留学】サンフランシスコ州立大学への留学準備の様子(国際学部:第5弾・最終回) 学生生活 教育・研究 留学・国際交流



サンフランシスコ州立大学留学への出発がいよいよ近づいてきました。学生たちは現地での学修と生活を心待ちにしながら最終準備をしています。多くの学生にとって今回の留学は初めての海外長期滞在となります。コロナ禍による影響も残る中、不安な気持ちもあるでしょう。しかし、大学による危機管理体制の下、今までしっかり準備をしてきたからこそ、学生の笑顔には自信が溢れています。今回は9月13日にZoomで実施された事前学修最終回の様子をお届けします。


 

サバイバルイングリッシュ(ワクチン接種証明、ホストファミリーとの会話)



「私はワクチン接種済みです!これは接種証明です!」アメリカのレストランに入店する際に、店員からワクチン接種証明を求められた場合、どのように答えればいいでしょうか?普段英語の授業で使っている教科書には答えが載っていません。しかし、このとっさの一言が出てこないと、現地では困ってしまいます。レッスンの前半で、学生たちはワクチン接種証明やコロナウイルス感染防止に関連する専門用語を学び、教員と一緒に会話の練習を行いました。言い方はいろいろありますが、皆さんもぜひこの一言を覚えましょう。“I am fully vaccinated, here is my proof.”新型コロナウイルスによる感染がまだ完全に収束していない中、自分の健康と安全を守ることは何よりも大切です。そして、正しい知識と情報を持って冷静に行動することも重要ですね。
今回のレッスンのもう一つのテーマは「ホストファミリーとの会話」です。学生たちは現地でやってみたいことと、今不安に思っていることをリストに挙げながら、ホストファミリーとの会話を練習しました。MLBやNBAなどのスポーツ観戦をしてみたい、ホストファミリーとおしゃべりをしたいといった楽しみがある一方、うまくコミュニケーションを取れるかどうかが気になる学生もいます。さまざまな場面をイメージしながら、声を出して会話の練習をすることで、学生たちは英語を学んだだけでなく、日米の文化や生活スタイルの違いにも気づけました。シャワーや洗濯のルール、門限などについてしっかり確認することも大事ですが、自分の気持ちや要望をしっかり伝えることも大事です。“My friend invited me to her house tonight, would it be possible for you to pick me up(今夜友達の家に招待されましたが、帰りは迎えにきていただけませんか)?” 遠慮せずに友人やホストファミリーに聞いてみましょう!




 

留学中の「気づき」を大切にして、今後の成長につなげる



厳しく不安定な状況のなか、大きな一歩を踏み出そうとする学生たちにとって、今回の留学は貴重な経験になるに違いありません。この貴重な経験から得られるものを最大化するためには、留学後を見据えた学修計画が重要です。学修会の後半では、学生たちが留学中に見つけた課題をどのように留学後の研究テーマとキャリアにつなげるかについて議論を行い、留学の意義を再確認しました。留学の期間は限られており、海外で見たもの全てを覚えて理解することができません。しかし、ひとつひとつ小さな「気づき」を大事にして、今後の学修や研究の糧にできれば大きく成長できます。学生たちの真剣な表情を見て、教職員一同は大きな可能性を感じています。事前学修会は今回で最後となりましたが、留学の本番はこれから始まります。次回は現地からのレポートをお届けします!