2021.08.26 トピックス 【アメリカ留学】サンフランシスコ州立大学への留学準備の様子(国際学部:第4弾) 学生生活 教育・研究 留学・国際交流


 サンフランシスコへの出発まで残すところ1か月となりました。学生たちは、これまで以上に英語学修に励み、留学先での英語漬けの日々を楽しみにしています。

 一方で、世界的に新型コロナウィルスの感染が拡大する中、不安があることも確かです。状況は予断を許しませんが、今回学生たちが留学するサンフランシスコでは、全人口に占めるワクチン接種率が71%と、全米の平均=51%を大きく上回っている、と報道されており(New York Times)、感染状況は減少局面に入っていると言われています。本学では、このような最新状況を日々チェックしながら、今回の留学を慎重に進めています。

 各種統計では、留学体験を有する日本の大学生は全体の3%程度と言われています。ここに今回は「コロナリスク」が加わることを考えると、この留学がいかに貴重なものであるか分かります。だからこそ、学生たちには、安全無事を最優先としながらも、実のある留学にしてほしいと考えています。そのための事前学修と準備です。前回の様子はこちらをご参照ください。

 8月20日の事前学修会(Zoom)は、①留学開始後にすぐ使える英語フレーズ=サバイバルイングリッシュ:キャン
パスライフ・感情表現編と、②留学(日本への帰国)後の学修計画の設計という内容で実施されました。

 

サバイバルイングリッシュ(キャンパスライフ、感情表現編)



 日本語は尊敬語・謙譲語と言った敬語があることから、イメージしやすいのですが、英語にも「丁寧に話す」という概念があります。また逆に、辞書には載っていないようなフレンドリーな口語も多々あります。会話は、単に言いたいことが通じれば良いというものではありません。状況に応じて、適切な表現を用いることが重要です。教員からは、質問する際や謝罪をする際の丁寧な表現をはじめ、キャンパスライフで頻繁に使用するフレーズについて説明があり、学生たちは教員の指導の下、場面を想定し、感情をこめて、繰り返し発音練習をして重要表現の定着に励みました。

 

英語力の維持、強化と就職活動への応用

 「語学力、主体性・積極性、異文化理解精神」は「グローバル人材の三要素」と言われています。
 留学は最終目的地ではありません。最も大切なことは、留学体験から得た学びを自分のものにして、次なるステップへとつなげていくことです。留学を通して身につけた、あるいは強化された「三要素」をさらに強化し、その成果を希望進路の実現へと確実に繋げる必要があります。したがって学修会では、帰国後の学修の進め方、より具体的にどのような授業を履修すべきかなどについて、担当教員の指導の下で、綿密に計画を練っていきます。
 仕上げは、「留学を就職活動でどのように生かすのか」です。とくに3年生は、留学後直ちに就職活動を始めなければなりません。グローバルキャリアへの考え方や必要とされる資質について、あるいは就職情報サイト案内や面接での対応方法など、具体的な説明を聞く学生たちの表情は真剣そのものでした。
 
 事前学修会もいよいよ終盤です。
 次回は出発直前、最後の頑張りの様子をお届けする予定です!