2023.10.16 トピックス 2023年度秋の防災・防火避難訓練を実施しました。 キャンパス 学生生活 教育・研究

 
 ISD布施と花園の二つの留学生宿舎では、入居学生の防災・防火意識の向上、非常時の迅速な避難など、学生の安全確保に向けて、春と秋の二回、防災・防火避難訓練を実施しています。日本は地震や台風などの自然災害が多い国でもあり、「日頃からの備え」は極めて重要です。とりわけ、来日したばかりの外国人留学生は日本の災害には不慣れということもあり、その重要性はさらに増します。留学生達もそのことを理解しているようで、今回の防災・防火避難訓練にもすべての対象者が参加してくれました。
 
 朝8時、宿舎内に響く火災警報ベルの音を合図に、学生たちは急いで決められた場所へと向かいます。管理人や担当職員が、名簿を片手に留学生一人ひとりの顔を見ながら、避難完了と無事を確認します。全員の無事が確認されると、消火器使用訓練へと移ります。実際に消火器を手に取って仮想の火元へと吹きかけ、火災の初期消火活動を体験します。消火訓練を終えたところで訓練の講評、緊急時の避難場所と連絡方法の確認、災害から身を守る対処法、そして備え付けのAED(自動体外式除細動器)の使用法等について学びます。いずれも学生の命と安全を守る大切な内容で、学生たちも真剣なまなざしで説明に耳を傾けました。


 
 大学にとって学生の身の安全を守ることほど大切なことはありません。防災・防火避難訓練は、いざという時に学生の命を守る大切な取組です。今後も、引き続き精進し、皆が安心して快適に過ごせる宿舎の維持・管理に向けた取り組みを継続していきます。