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【経済学部】第14回経済学部学生研究発表大会を開催
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2025年12月2日(火)に八尾駅前キャンパスにて、第14回経済学部学生研究発表大会が開催されました。
同大会は学生が日々の演習で具体的な目標を持ち、研究成果を発表する場として、また、他者からのコメントを通じて自身の研究をさらに発展させる機会として開催されています。
今年度は3年生31チーム、2年生30チームが報告し、各セッションで研究発表を行いました。
6つのセッションに分かれての発表
3年生、2年生とも研究テーマに応じて、「財政・金融」、「経済政策」、「労働経済」、「国際経済・観光」などの6セッションに分かれ、各々のセッションで5~6チームが報告しました。
いずれのセッションでもこれまでの努力の成果を存分に発揮した堂々とした発表が行われ、発表後には、教員による講評や質疑応答もあり、議論が一層深まる場面が多く見受けられました。
発表テーマ(抜粋)
◆ 財政・金融分野
- 最適な住民税率の設定に向けた行動経済学的分析
- 日本の貧困による教育格差
- 地域金融機関の業務多様化と地域活性化に果たす役割
◆ 経済政策分野
- 災害後にソーシャル・キャピタルが果たす役割 -災害ボランティアの活動を中心に-
- 最低賃金による雇用への影響
- インフルエンザワクチンの接種率安定化に向けた提言 -投影バイアスに着目した行動経済学的分析-
- 公立病院の赤字化に関する考察 ~諸外国との制度比較を通じた解決策の提案
- 囚人のジレンマと寡占市場における競争
◆ 労働経済分野
- 参照点依存性に着目した最低賃金引上げによる労働供給抑制効果の理論分析
- 深夜労働と賃金水準決定要因
◆ 国際経済・観光分野
- 不確実性を伴う関税政策の社会的影響 -KRモデルによる行動経済学的分析-
- 自然観光地の持続可能性 ~Ostromの共有資源設計原則による分析~
- 幸福度を測るための指標のあり方とは
◆ 経済産業分野
- 品質差別化による先進国の輸出戦略と国際価格競争 食料自給率向上に向けた補助金交付の必要性
- プロ野球チームがもたらす経済効果
- 転売がもたらす経済的効果と課題
- SNSにおける偽情報拡散を抑止する政策的介入手段のゲーム理論的検討
- ゲーム機器の地域別価格差の検討
◆ 地域・都市分野
- 関係人口創出による地域活性化の取り組みと課題
- 鳥取県の転出数について
- 地域公共交通にライドシェアが果たす役割と活用促進に向けた課題
- 囚人ジレンマによる共有地の悲劇
- 都市間交通における交通手段選択の要因分析
- 若年層の人口流動と地域産業構造の関係
表彰は後日実施
朝から夕方にかけて長時間にわたる取り組みとなりましたが、発表者と教員の皆様が終始真剣に向き合い、充実した有意義な時間となりました。
今回の学生研究発表大会で経済学部生が得た経験は、今後の研究を進めるにあたって、大きく活かされるのではないでしょうか。
結果発表は後日となりますが、最終的な結果に関わらず、今回の発表とフィードバックが今後のゼミにおける研究や卒業論文執筆に有益な経験となることを期待しています。