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「海外留学危機管理シミュレーション(教職員対象の訓練)」を実施しました -安全・安心の海外留学を支える取組み-

  • 留学・国際交流
 このたび、海外留学時の危機管理の専門機関であるJCSOS(海外留学安全対策協議会)のご協力のもと、「海外留学危機管理シミュレーション」を実施しました。このシミュレーションは、留学中に学生や教職員が、万が一、重大な事件・事故に巻き込まれた場合を想定し、その対応を訓練するものです。

今回の想定シナリオは海外現地での移動中のバス事故。

学長のリーダーシップの下、招集された25名の教職員が対策本部などの任に当たりました。「事故発生連絡」が入り空気が張り詰めていく中、次から次に飛び込んでくるミッション。徐々に喉は枯れ、額には汗が光り、緊張の度合いはぐんぐん増していきます。錯綜する情報、鳴り続ける電話、飛び交う指示と質問など、緊迫した状況の中にあって、教職員一人ひとりに的確な判断と迅速な行動が求められます。

シミュレーション終盤に実施されたのは家族向け説明会と記者会見の実習。訓練とは思えないほどの、家族役からの涙交じりの詰問や、マスコミ役からの鋭い追及に対して、大学側は一言一言丁寧且つ慎重に回答・応答していきます。

学生を海外留学に送り出す上で、可能な限りリスクを減らし安全を担保することは、本学にとって常に最優先される事項です。事件事故は「未然に防ぐ」が基本で、起こらない/起こさないに越したことはありません。それでも、今回のシミュレーションでは、平時のありがたさ、また、起こり得る「万が一のもしもの事態」を想定し常に準備を怠らないことの大切さ、その対応を改めて、深く考える貴重な機会となりました。

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