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2024年度夏季海外フィールドスタディ(マレーシア)第2報!

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プトラジャヤの視察

 マレーシア海外フィールドスタディの3日目となる9月4日(水)には、クアラルンプールの南に位置する「プトラジャヤ」という町を視察しました。プトラジャヤは、四半世紀ほど前に国によって計画的に造られた行政都市で、多くの政府機関が首都のクアラルンプールからこの町に移転してきています。かつて日本でも同様の時期に首都機能の移転計画が持ち上がったものの、結局は実現に至らず、一方でマレーシアはそれを成し遂げたということで、その違いはどこにあるのかを考えてもらいながら、様々な施設を見学してもらいました。

学生によるプレゼンテーション

 4日目(5日)の午前には、本学の学生が5つのグループに分かれ、それぞれが掲げたテーマについてのプレゼンテーションを、現地UKMの学生に対して行ってもらいました。日本とマレーシアの比較という観点から、経済や英語教育、食文化、スポーツ等について、各グループで事前に調査し資料を作成して臨み、現地学生からの質問にも答えてもらいました。学生たちの姿からは、限られた英語力の中でも、何とか相手に伝えようという真剣さや努力を垣間見ることができ、現地実習ならではの教育効果を感じることができました。

JETRO・JICAへの訪問

 また、4日目の午後にはJICAマレーシア事務所とJETROクアラルンプール事務所を訪問しました。JICAでは、日本の国際協力の一環であるボランティア事業の内容と合わせて、特に現地の協力隊員の実際の活動に焦点をあてて、お話をして頂きました。JETROでは、マレーシアの政治経済状況やビジネス環境、政策動向等について、企業の現場の声なども含めて、多くの事を学ぶ機会となりました。

 本プログラムも半分以上が終了し、学生たちもようやくこちらでの環境や英語に慣れてきたのか、UKMの学生スタッフに積極的に話しかける様子も見られるようになりました。日本とは全く環境が違う異国の地にて、様々な壁に直面したり、コミュニケーションの点で悔しい思いをしたりと、すでにそれぞれが今後の人生や学習に生かしていけるような、何かしらの糧を得たように感じます。残りあと3日、今後のプログラムの模様は、また最終報にてお伝えします。

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