2022.01.06 トピックス 【法学部の特色ある授業紹介】スポーツ・ビジネス法務とは?(3)インターンシップ編Ⅱ キャリア・就職 学生生活 教育・研究


科目の学びを実践!野球ビジネスを体験するインターシップへ

 本学法学部の特色ある授業として「スポーツ・ビジネス法務」があります。本科目は、スポーツビジネスを通じて実践的な法務感覚を身に付け、企業の経営や法務について知見を深めることができます。また、希望者は15回の講義終了後に実践編としてインターンシップに参加することができます(選考あり)。2021年度は、4社計12名が選考を通過し、インターンシップにチャレンジすることに。今回は、 バッティングセンターや野球教室を運営している株式会社ビーパークへのインターンシップに学生2名が参加しましたので、その様子を紹介します。
 

 

中四国最大級のおしゃれな屋外バッティングセンター

 B-PARKは、広島県福山市で“子どもたちの未来づくり”をビジョンに掲げている総合スポーツ施設です。中四国最大級の全8打席すべてに左右両打席を完備した屋外バッティングセンター(軟式野球・ソフトボール)、工場跡地をリノベーションして再活用した縦20m×横16m×高さ7mの屋内(硬式)練習ができる自由施設があります。自由施設では、硬式球を使った野球・サッカー練習はもちろん、高さを活かしたドローン練習や展示会など、スポーツ以外のイベントも開催することができます。
 野球教室では、元プロ野球選手が2名コーチとして所属しており、個々のレベルに応じた指導を受けることができます。

 

IT技術の強みを活かしたオンラインサービス提供など挑戦スピリッツに触発

 インターンシップではまず、午前中に、B-PARKの施設案内・事業説明を受け、その後バッティングセンターで試し打ちをしました。参加した学生2名は野球経験者で、展示されているイチロー選手のスパイクや大谷翔平選手のユニフォームを見るなり興奮していました。
  B-PARK は、2020年7月のコロナ禍に開業したこともあり、予定通りに運営できない中、 親会社の株式会社リゾームで培ったITの知見を活かし、スマホアプリで元プロ野球選手から“いつでも・どこでも”直接指導を受けることができる「B-PARKオンラインコーチ」のサービス提供や、中学校・高校の野球部に派遣指導を行うなど、常に新たなことに挑戦されています。
学生たちは、B-PARKオンラインコーチのアプリについての説明を聞いた上で、今後のスポーツ界での活用案として、「陸上・水泳などのスポーツにもフォームチェック等で活用できるのではないか」などを積極的に提案していました。
 

競合店舗視察から感じた体験することの大切さ

 午後からは、同じ福山市内にある競合バッティングセンターの視察調査に向かい、約1時間、中山社長を含めた従業員の方と、 B-PARK と競合バッティングセンターとの違いや対策について議論を行いました。学生からは、「B-PARKは内装・外装ともに綺麗でバッティングセンターとは思えない」、「解放感がありバッティングしていて気持ち良かった」など、競合バッティングセンターに足を運ぶことで気付いた点をディスカッションの場で積極的に発言していました。
 本インターンシップを通して学生は、自分自身が体験することの大切さを学び、その体験を通した気付きから新たなサービスが生まれることを学ぶことができました。また、今回の経験からオンライン等をはじめとするIT技術が今後、スポーツ界の発展に与える新たな可能性を感じました。
 


次回も引き続きインターンシップの様子をご紹介しますので、ご期待ください。