トピックス

【法学部】吉川ゼミで「いじめ対策について」の特別講演を実施

  • 入試情報
  • 学部・大学院/教育
  • 就職・キャリア
  • 研究・社会連携

吉川貴代先生の2年ゼミ(演習ⅠB)では、「子どもに関する法律・政策」について学修しています。
10月21日(火)、八尾市の重村理事と、こどもいじめ何でも相談課の今村係長をお招きして、同市のいじめの現状と防止に向けた取組みについて学びました。

わが国では、子どものいじめ防止に関して、2013年に「いじめ防止対策推進法」が施行されました。学校・教育委員会を中心に、いじめ防止、いじめへの対応が行われています。しかしながら、いじめが原因で子どもが自殺するといった悲しい事案が生じています。
そこで、2023年には、こども家庭庁が設置され、同庁では「学校外からのアプローチによるいじめ解消の仕組みづくり」を推進しています。八尾市では、この仕組みづくりにいち早く着手しています。ゼミでは、今村係長より、八尾市で学校外からのアプローチを始めた経過と、いじめの認知件数、ピンクシャツデー(国際的ないじめ反対運動)、子ども用の相談アプリの導入、多職種によるチーム対応の取り組みなどについて講演を実施していただきました。

この講演を通じて、公務員(行政職)は、子どもたちの命を守るために、日々、迅速かつ適切に仕事をしていかなければならないということを学びました。また、この仕組みづくりを中心的に担っておられる重村理事から、公務員の仕事の醍醐味をお聞かせいただき、学生たちは公務員になるという決意を新たにする機会となりました。

一覧へ戻る