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【高大連携】裁判所のリアルを体験!

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大阪経済法科大学×育英高校 神戸地裁・弁護士会館見学会レポート

7月31日、育英高校の生徒たちは大阪経済法科大学との高大連携プログラムの一環として、神戸地方裁判所と兵庫県弁護士会館を訪れました。法律の世界を肌で感じることができるこの特別なプログラム。真夏の午後、生徒たちはスーツ姿の職員が行き交う神戸地裁の玄関ホールに集合しました。

■ 法廷ってこんな場所なんだ!

午後1時30分、生徒たちは裁判員裁判専用法廷に入り、広報ビデオを視聴。その後、裁判所職員による詳しい解説が始まりました。「裁判員ってどう選ばれるのか」「傍聴のルール」といった説明に、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。実際に法服を着用し法廷に立ってみることで、「テレビで見るよりもずっと緊張感がある…」という声も。
裁判所の“静と緊張”の空気感の中、普段は入ることのできない場所を見学できたのは貴重な体験。司法の現場を自分の目で見て、聞いて、考えるそんな濃密な時間となりました。

■「人を守る法律」を動かす弁護士の姿

続いて生徒たちは兵庫県弁護士会館へ移動。会議室では、元兵庫県弁護士会長・津久井進先生による講演が行われました。自然災害の被災者支援に特化した“災害弁護士”として知られる津久井先生は、阪神・淡路大震災を機に「法律を使って困っている人の力になりたい」という思いを抱き、数多くの被災地支援に関わってこられました。
その中でも印象的だったのは、災害関連の法律が現場の声によって実際に変わった事例でした。
避難所での生活トラブルや罹災証明の取得をめぐる支援など、現場での弁護活動に加え、制度そのものに働きかける姿は、生徒たちにとって「法律は人のために変わりうるもの」という新たな気づきを与えた講演となりました。
育英高校の皆さんが法律に対する新たな視点や、学びの手応えを感じてくれたことを、私たち大阪経済法科大学は心から嬉しく思います。今回の経験が、皆さんの未来を切り拓く一歩となることを願っています。

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