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【国際学部】2024年度 国際学部学生研究発表大会(3・4年生の部)を開催

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国際学部は毎年各学年の研究発表大会を実施しています。11月21日(木)に、第9回となる「2024年度国際学部学生研究発表大会(3・4年生の部)」が開催されました。
3・4年生研究発表大会は、自身の卒業論文に関連した発表を行うことから、卒業論文の執筆につながる重要なステップと位置づけられています。

国際学部は、グローバル化が進む現代社会の諸課題を、政治や経済・経営に加え、歴史・言語・文化・社会などの専門分野から理解する学際学部です。今回の大会では、発表テーマをもとに「法・政治」「情報・社会」「歴史・文化」の3セッションが設けられ、各会場で発表と討論が行われました。

各セッションの様子

「法・政治」の分野では、
日本における外国人児童生徒の義務教育上の課題、生物多様性、外国に逃亡した犯罪人引渡し、ロシア海軍の展望といったテーマで発表が行われました。いずれの報告も国際問題を法的な視点で分析したり、政治学の観点から今後の情勢を検討したりするなど、力作ぞろいでした。
 
「情報・社会」の分野では、
人種差別や移民問題、ICT産業の発展過程と現代産業における応用、テクノロジーで変わるスポーツの未来といった研究など、今日、世界が直面する課題を取り上げた興味深い発表が続きました。
 
「歴史・文化」の分野では、
教育から見る多文化共生や「グレート・ギャツビー」から読み取るアメリカ社会、日本のアニメに関する発表が行われ、独創性あふれる報告に、審査にあたった教員からの質問が尽きませんでした。

今回の研究発表大会は発表者にとって自身の研究を他者に説明する貴重な場になっただけでなく、他者の研究に触れ知的好奇心が刺激される場となりました。大会には、発表者以外の多くの学生も参加し、先輩たちの発表を見学して、自らも来年は発表したいといった声が寄せられました。本大会は、国際学部生にとって、成長の糧となったといえます。

入賞者

4年生入賞者

【最優秀賞】

  •  吉田 佳融「日本における外国人児童生徒の義務教育上の課題」

3年生入賞者

【最優秀賞】

  •  NGUYEN THI THUY DUONG「アメリカにおける人種差別:W.E.B.デュボイスの2重意識とColor Lineからの現代的考察」

【優秀賞】

  • 太田 一矢「グレート・ギャツビー」から読み取るアメリカ社会」
  • 黒田 光遊「テクノロジーで変わるスポーツの未来—ICTを利用した多面的アプローチ—」
  • 白井 快樹「外来生物問題から考える日本の生物多様性」
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