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E-Talk特別企画:ウクライナ・キーウ国立言語大学紹介

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E-Talk特別企画:ウクライナ・キーウ国立言語大学紹介

 今日は、先週より開始した「E-Talk」の特別企画の1つ、交換留学生による母国・母校紹介の様子をお伝えします。

 第1回目は、ウクライナ・キーウ国立言語大学の交換留学生達によるプレゼンテーションです。
 ウクライナの学生が語る母国・ウクライナの話は、過去・現在・未来へと及ぶ、まさに幅広いものとなりました。冒頭、スクリーンに、首都キーウの美しい街並み、歴史と伝統を体現したキーウ国立言語大学の学舎などの姿が映し出されると、学生達の中から思わず歓声が上がります。
 そして、話は終盤、今なお続く戦争へと移っていきます。戦争を体験したウクライナの学生達が語る内容は実に重く、聴く側の学生達はその一言一句に耳を傾け、時に深くうなずき、何かを考える様子でした。それでも、ウクライナの学生達は「明るい未来」を語ります。希望に満ちた笑顔で「明けない夜はない」と語るその姿と言葉に皆が大きく頷きます。

 プレゼンテーションの後は質問&交流タイムです。
 日本人学生から日本留学のきっかけや本学での学修と生活について聞かれると、ウクライナ人学生からは、日本語はもちろん、伝統文化やアニメ、ファッションなどのサブカルチャーの素晴らしさに魅了され、長年日本への留学を夢見ていたこと、そして、交換留学生として大阪経済法科大学に派遣することを告げる「合格・採用通知」を手にした時には、喜びのあまり涙を流したというエピソードも聞かせてくれました。
 「日本での生活で困っていることは?」と聞かれると、「ごみの分別が複雑なので、ウクライナに持ち帰って捨てます」と。そのユニークな回答に皆思わず笑ってしまう場面もありました。
 一人のウクライナ人学生が、好きな日本の食べ物を聞かれ、「ラーメン」と答えました。すると日本人学生が「ラーメンは最強だな、美味しいものに国境はない」と続きます。最後には、「今度一緒にラーメンを食べに行きましょう」と、新しい交流の輪が広がる機会となりました。

 本学からウクライナへの交換留学が叶うまでは、まだ少し時間がかかることでしょう。しかしながら、今回、本学に受け入れた交換留学生たちと本学学生の友情がこれから先も続き、いつか紹介してくれたウクライナとキーウ国立言語大学を訪れることができる日がくることを夢見ています。

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