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留学生宿舎で2024年度秋の防災避難訓練を実施
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自然災害が多い国として知られる日本。今年もまた、豪雨や地震といった災害が発生し、大きな被害が出ています。なかでも、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」の発表は記憶に新しいのではないでしょうか。「備えあれば憂いなし」。日頃から様々な事態を想定し、万が一の場合に備えておくことが重要です。
10月26日(土)、朝7時半過ぎの留学生宿舎に、階段を下りてくる足音が響きます。普段の週末の朝は人気のない共用スペースはあっという間に寮生たちで埋まり、管理人の点呼を取る声が聞こえます。
一度自分たちの部屋へと戻った寮生たちが、火災報知器のベルを合図に、続々と部屋から飛び出してきました。皆、訓練の重要性を理解しており、屋外の指定された避難場所へと急ぎます。その表情は真剣そのもの。全員の避難完了と安全・無事を確認した後は、練習用の消火器を使っての訓練。寮生たちは仮想の火元に水を吹きかけ、火災の初期消火活動を体験しました。


予定した実地訓練が終了し、オリエンテーションへと移ります。「緊急時のマニュアル」に沿って、管理人が避難の経路や安否連絡方法、AEDの使用法などについて説明し、続いて、上級生が防煙マスクや防寒シートなど災害用備品の使い方について実演しました。
大学として学生の命を守ることほど大切なことはありません。今後もこうした危機管理能力の向上に向けた取組を継続し気を緩めることなく訓練に励むことで、安全で快適な住環境を提供していきます。