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留学生の日本就職を応援!「留学生キャリア応援会」

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 前日までの雨も上がり快晴となった6月1日の土曜日、通常の週末には人の出入りも少ない本学八尾駅前キャンパスの建物に学生たちが続々と吸い込まれて行きます。週末のキャンパスに学生達が集う理由は、「留学生キャリア応援会」です。

 今回の「応援会」の目的は、学部4年生、修士2年生の外国人留学生たちの内、日本での就職に挑む学生たちに、その名の通り「エール」を送ること。日本で大学を卒業あるいは大学院を修了したとしても、言語や慣習の違いなどから、外国人留学生が希望進路を実現することはまだまだ容易ではありません。
 今回の「応援会」は、そんな彼女/彼らの声に耳を傾け、「希望進路の実現」を後押しするために企画されました。そして、50名を超える留学生が、ここに集まりました。

 冒頭のあいさつと教職員紹介が終わり、緊張もほぐれたところで、プログラムがスタート。
留学生の日本就職の概況や求人の状況など、キャリアセンターの専門スタッフによる解説が進むにつれ、留学生たちの表情も引き締まっていきます。

「ガイダンス」が終了すると次は「講演会」。誰もが知る有名メーカーや銀行など、本学を卒業し、今では「憧れ」の業界で活躍している4人の元留学生が登壇し、日本で働こうと思ったきっかけや現在の仕事のやりがいなどについて語ってくれました。
 「日本で就職すること、その道のりは平坦でない。途中で挫折しそうになる瞬間があると思うが、そんな時こそ自分を信じ、夢を叶えてほしい。」実際に留学生として就職活動を経験し、その苦労を知る一人の先輩からの激励メッセージ。きっと後輩たちの心にも響いたはずです。

 「キャリア面談」は教職員と留学生、一対一の対面形式です。教員と専門スタッフが、一人ひとりからじっくりと話を聴き、寄り添い、適切な情報やアドバイスを提供します。「就職活動がうまくいかず落ち込んでいる私を励ましてくれた」「先生と話して就職活動の方向性が明確になった」 - 面談後、幾人もの留学生がこのような感想を語ってくれました。
 面談と並行して実施された「留学生(現役-卒業生)キャリア座談会」では、「待遇は?」「能力は?」「ストレスは?」など、後輩たちから次々と飛び出す質問に、先輩たちが丁寧かつ率直に答えていきます。話は弾み、気がつくと終了間際。和やかな雰囲気の中、現場のリアルな本音を聞くことができた参加者たちは皆、大満足の様子でした。

留学生達の「挑戦」はまだ始まったばかりです。悩みや不安が尽きることはないでしょう。ここで出会った仲間との絆を大切に、共に困難を乗り越え、その向こう側に広がる輝かしい未来へとそれぞれがたどり着くことを心から願っています。

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