トピックス

法学部・西脇ゼミ「留学生交流会」(国際共修の取組み)

  • 学部・大学院/教育
  • 学生生活
  • 留学・国際交流
  • 研究・社会連携

12月12日(火)、法学部の西脇邦雄教授の1年生基礎演習クラス及び2年生演習Ⅰクラスにおいて、外国人留学生を招いての「留学生交流会」が実施されました。


西脇ゼミでは、例年、日本に住む外国人を取り巻く諸問題、社会政策などをゼミテーマの一つに取り上げ、「国際共修」の実践・一環として、外国人留学生をゼミに招待しての交流授業を実施しています。

今回は、インドネシア、韓国からの交換留学生3名と、ミャンマー出身の本学留学生1名が招かれ、母国の紹介、日本留学を通して感じる日本社会についてなど、日本語、英語、留学生の母国語を交えて、プレゼンテーションを行いました。

プレゼンテーション終了後には、留学生を囲んで談笑です。
一人の日本人学生から出た「インドネシアのジャンケンはどうやるの?」という質問に対して、留学生がレクチャー。インドネシアのジャンケンは「グー・チョキ・パー」方法とは別に「象(親指)-人間(人差し指)-アリ(小指)」のジャンケンがあるとの説明を聞いて、早速、皆で挑戦しました。

その後も互いへの質問は尽きず、楽しい時間が続きました。彼らの間には言葉や文化の壁ではなく、互いの違いを受入れ、新たな学びの機会を楽しもうとする前向きな姿勢が見受けられました。

また、今回の交流授業には、法学部4年生(日本人学生)の先輩がゲストとして参加。コロナ禍の2021年にサンフランシスコ州立大学へと留学し、帰国後には学内外での様々な国際交流・支援活動を組織、実施した行動派です。既に希望の進路を叶え、今は来春の卒業を待つのみです。本学での4年間の学びや留学経験、インターンシップの思い出など、先輩が語る「大学生活」の話に、後輩たちは、自身の未来を重ねるかのうように、真剣に耳を傾けていました。

現在、日本には322万人もの外国人が住んでおり、今後も増加すると言われています。日本人にとっては当たり前だと思っている日本社会のルールや制度が、外国人から見ると、特異なものに映る、というのはよくある話です。今回学生達は、「違い」を「特異なこと」で終わらさず、互いに歩み寄って「理解」することの大切さを学びました。文化的・言語的多様性を互いに理解・尊重し、ともに学び合い、新しい価値観を創造する、そしてよりよい社会を作っていくことが、本学が実践する「国際共修」の目標です。

一覧へ戻る