トピックス
【国際学部】フィールドプロジェクト(韓国)の現地研修を実施
- 学部・大学院/教育
- 留学・国際交流
- 研究・社会連携

フィールドプロジェクト(韓国)について
国際学部では、留学・体験科目の1つとして「フィールドプロジェクト(2単位を付与)」を開講しています。この授業では、世界に対する関心を高め、「気づき」を得ることを目的にしており、事前学修会、現地研修(語学研修やフィールドワーク)、事後学習会から構成されています。
現地研修では、崇実大学校でのサマースクール参加と、「日本と韓国の多文化共生」に関する現地フィールドワークを行いました。
崇実大学校でのサマースクール
サマースクールでは、英語と韓国語の2種類のプログラムが提供されており、それぞれ参加した学生の声をお届けします。

英語プログラム
韓国語プログラム
韓国でのフィールドワーク「日本と韓国の多文化共生」
学生たちはそれぞれのチームが決めたトピックを調査するために、以下の場所に訪問し、インタビューを行いました。
1.梨泰院のソウル中央モスク

韓国には多くのイスラーム教徒が暮らしています。彼ら彼女らがお祈りを捧げ、日々集まる場所として「ソウル中央モスク」が梨泰院にあります。梨泰院といえば、国際色豊かな「北側」の飲み屋街を想像する方が多いと思いますが、反対を向いた「南側」にはイスラーム通りがあり、坂を登った先には大きなモスク(イスラームの礼拝所)があります。学生たちは、モスクを訪問し、Jang Husayn氏から講義を受けました。その後、礼拝の時間に合わせてモスク内部を見学させていただき、韓国におけるイスラーム教徒の暮らしに関して貴重なご意見をいただくことができ、またとない体験をさせていただきました。
2.恵化(へファ)洞聖堂のフィリピンコミュニティ

ソウル中心地から北方面に地下鉄で移動したところにあるのが「へファ」という場所です。この駅を降りてすぐのところに大きなカトリックの教会がそびえ立ちます。同教会は、日曜日になると韓国語に加えて、英語やタガログ語でミサを行っています。また、日曜日には教会の周りにフィリピン人の方々が主催するマーケットが立ち並びます。この教会はフィリピンコミュニティが集まる場所として存在しており、学生たちはマーケットにてフィリピン料理を味わいながら、積極的にインタビューを行いました。
3.建国大学近くのチャイナタウン

ソウルにはいくつものチャイナタウンがありますが、その中でも近年発展してきた場所として「建大入口駅」付近のチャイナタウンがあります。そこには、多くの中華料理店、中華物産、両替商などが立ち並んでいました。中国本土から移住してきた人々が韓国でビジネスを行い、夕食どきになると大勢のお客さんがレストランに列をなしていました。学生たちは、中国語・韓国語・英語をそれぞれ駆使しながらインタビューを行い、最後には美味な中華料理を食して、五感を通じたフィールドワークが行われました。
これらのインタビューや現地訪問を通じて、日本と韓国における外国人の方の暮らしや多文化共生に関する学修を深めることができました。事後学習会では、調査の結果を各グループが報告する予定です。