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【経営学部】500本完売!枝豆ビールプロジェクト
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経営学部の特色である課題解決型学習 (PBL)
これまで本学の経営学部は、「八尾みらい創造委員会」と協働し、八尾市の特産品である「八尾えだまめ」を用いた商品の企画・開発を行ってきました。その内のひとつが「枝豆ビールプロジェクト」です。元々「生ビール」として企画・開発された八尾枝豆を使用したビールは、地域のお祭りの試飲会などでも好評いただいていた商品でした。しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、地域イベントの中止や、飲酒を伴う会食の制限など、生ビールを提供する場を作ることができず、活動は一時中断を余儀なくされました。
そんな中、新しいアイデアとして、「瓶ビール」での販売計画が2021年秋に発足。登坂ゼミの学生たちが、500本の枝豆ビール<八尾の夜明け>の販売に乗り出しました。
0からのスタート

学生たちがビール販売に向けて始めた第一歩は、商品を知ること。八尾えだまめの特徴やクラフトビールの種類など、自分たちが販売する商品の知識を深めていきました。枝豆ビールの製造工程を見学し、お手伝いをさせていただくことで、商品特性を自分たちで確かめました。また、先生とともに、これまで学んだマーケティングや行動経済学などの知識を活用したSTP分析にチャレンジすることで「枝豆ビール」の販売戦略を探っていきました。
企画から販売開始までの準備期間は約2か月!

短期決戦となった今回の企画。学生たちは、役割分担をしながら活動を進めていきました。500本のビールをどのように販売して行くか考える「販促班」と、ラベルやポスターなどのデザインを考える「デザイン班」に分かれて、本格的に活動がスタートしました。定例の会議はもちろん、日夜SNSのグループラインでの議論を通じて、販売価格の決定や、販売方法・場所の提案、ラベルデザインの考案など、課題に立ち向かう日々が続きました。
販促班は、ビール販売のためのネットショップの開設やクラフトビールについて情報を発信しているインフルエンサーの方へのPR交渉など、トライ&エラーを繰り返しながら、とにかくアイデアを実行し、デザイン班は、HPのデザイン決定や広報物の作成などアイデアの実現に奔走しました。
やっとの思いでたどり着いた「対面販売」

準備に準備を重ね、多くの方の協力によって12月~3月までの間に3回の対面販売を実現することができました。
路面店のレイアウトを整え、ビールを冷やし、通行する方々にビラを配りながら、商品の説明を行う。真冬のビール販売は、天候や立地などに左右され、思うように売り上げが伸びない日や、通常のビールと比べて、クラフトビールに馴染みのない方にとっては少し高価に感じられ、購入に繋がらないなど、対面販売ならではの苦労にも直面しました。ただそれ以上に、お客様と直接話し、商品を購入してもらえた時は、達成感と感動に満ち溢れた瞬間となりました。回を重ねるごとに、モチベーションは高まり、また、お客様の反応をもとに対応の改善を行うことによって、プレゼンテーション能力や積極性が磨かれていきました。

講義だけでは得ることのできない「成長」を噛みしめながら、学生たちは新たな目標へと進んでいきます。枝豆ビールプロジェクトも、新メンバーと次の目標に進んでいきます。続報はHPにてお届けしていきますので、どうぞお楽しみに。