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留学・国際交流 2015.09.03

2015年度国際学生交流セミナー「東アジアにおける高度経済成長」を実施

 2015年8月5日(水)から15日(土)にかけて、「国際学生交流セミナー」が実施されました。
 本学は、世界21ヶ国・地域の55の大学・機関との協定を締結し、積極的な交流を展開しています。日本と歴史的繋がりが深い東アジアの大学との交流活動には特に力を注いでおり、この国際学生交流セミナーもその具体的な活動の一つです。
 今回で17回目となるセミナーのメインテーマは、「東アジアにおける高度経済成長」です。セミナーは韓国ソウル・大阪の順で実施され、日本(大阪経済法科大学)・韓国(崇実大学校)・台湾(台湾国立大学)・ウクライナ(キエフ国立大学)、ロシア(ロシア極東連邦大学)、マレーシア(マレーシア国立大学)、インドネシア(ジャカルタ国立大学)の7大学から学生27名が参加し、11日間にかけて交流を深めました。

事前準備&出発前合宿から出発まで

 セミナーでは、開催期間中に各国の学生がテーマに沿ったプレゼンテーションを行い、互いに議論をしながら、共通テーマへの理解を深めていきます。なお、プレゼンテーションはすべて英語で行われます。
 今回参加した本学の学生は全員が1年生で、そのほとんどが初めて海外へ行く学生たちでした。そのため、事前準備には例年以上の時間と労力を割きました。学生たちは、プログラム開始の1ヶ月前から定期的に集まり、情報収集・議論・プレゼンテーション制作・英語の学習などの準備に当たりました。
 8月4日(火)から5日(水)にかけて本学阪南キャンパスにて行われた出発直前合宿では、プレゼンテーションのリハーサル、各分担とプログラムの最終確認、そして結束を強めるためのチームビルディングなどに取り組みました。また、本学の研究者交流制度を利用して本学で研究をしているPark Woongki教授(崇実大学校社会科学学部)から「異文化コミュニケーション」をテーマにした英語による講演を行っていただきました。
 講演終了後も、学生プレゼンテーションのリハーサルや台本の読み合わせなど、夜遅くまで準備に励んでいました。翌8月5日(水)、10名の学生たちは、期待と不安を胸にソウルへと旅立ちました。

いざ、ソウル(韓国)へ!!~ソウルプログラム~

 仁川国際空港で学生たちを温かく迎え入れてくれたのは、ソウルプログラム主催校でもある崇実大学校の学生たちでした。日本以外から来た学生たちも空港で合流し、いよいよソウルプログラムが始まりました。空港から宿舎までの道のりで目にしたのは、高層ビルやタワーマンション、漢江に架かる大橋など、活気あふれるソウルの光景でした。出発当初は不安でいっぱいだった本学の学生たちの顔に、いつしか満面の笑みが浮かんでいました。
 ソウルプログラム1日目は、基調講演と崇実大学校の学生によるプレゼンテーションが行われました。基調講演は、(1)東アジアの地理的分布、(2)東アジアの経済、(3)東アジアの文化と政治の三部構成で、学生にとっても理解しやすいものでした。その後、崇実大学校の学生たちが、韓国の高度経済成長を身近な話題を切り口に解説する、大変興味深いプレゼンテーションが行われました。
 2日目以降からは、ソウル市内でのフィールドワークや交流プログラムなどが行われ、ここではお互いの距離がどんどん縮んでいきました。本学の学生たちも、言葉の壁に四苦八苦しながらも、各国の学生としっかりと友情を育んでいました。

舞台は大阪へ!!~大阪プログラム開催~

 ソウル(韓国)での日程を終え、8月10日(月)から舞台は大阪へと。ここからは、本学の学生ボランティアスタッフも合流し、セミナーをさらに盛り上げます。大阪プログラム初日の夜、宿舎には、翌日に控えたプレゼンテ―ション本番に向けて夜を徹してリハーサルを繰り返す本学の学生たちの姿がありました。
 2日目の午前中は、早稲田大学国際教養学部の陳天璽先生を講師に迎え、基調講演が行われました。基調講演では、「無国籍とは何か?」、「難民とは何か?」という2つの問題を高度経済成長などの戦後の社会的経済的発展とのかかわりの中で、また、ご自身の経験などを交えて話していただきました。ここでも当然英語です。
 午後からは、本学、台湾、ロシア、ウクライナの学生によるプレゼンテーションが行われました。本学のグループは、(1)日本の高度経済成長におけるメリットとデメリットについて、(2)発展途上国の経済を発展させる上で先進国の高度成長モデルがどの程度有用であるのか、という問題意識の下、この間の研究してきた成果を発表しました。プレゼンテーション後の質疑応答とディスカッションも大いに盛り上がり、テーマに関する理解が深まっていることが分かりました。
 本学の学生が「引率」するフィールドワークは、京都の金閣寺・清水寺、そして道頓堀や大阪城などを見学しました。

終わりから始まりへ ~ 次の一歩に向けて!

 8月14日(金)、セミナー最終日を迎えました。参加者たちの口からは、「もう少しセミナーの期間が長ければいいのに」、「セミナーで出会った友人たちと別れたくない」といった声が聞こえてきました。閉会式では、本学の学生たちが準備した「2015年のセミナーの思い出」と題したスライドショーがあり、全員が感動の渦に包まれました。参加者たちの目からは涙が溢れていました。
 27名の参加者たちは、2週間、ソウル(韓国)・大阪と、まさに時間と空間を共にしました。寝食を共にし、議論を交わし、得難い体験に身を投じ、そして、固い友情を結びました。
 今、彼ら、彼女らの胸に去来するもの。それが、今後の彼ら彼女らの学生生活を支え、未来を担保する大きな財産となることを願います。すべては、各国の若き大学生たちの輝く未来のためにあるのだと思います。
 来年度もやります。興味のある学生は、国際部までお問い合わせください。そして、ぜひ自分自身で体験してみてほしいと思います。

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