2023.12.18 トピックス 【国際学部】2023年度 国際学部学生研究発表大会(2年生の部)を開催 教育・研究
12月15日(金)、第8回目となる国際学部・学生研究発表大会2年生の部が開催されました。国際学部では、2年生から専門演習というゼミが始まります。ゼミとは、自らが関心のある学問分野について、少人数で専門的に勉強するクラスです。高校までとは異なり、大学ではゼミを自身の興味関心に基づいて選択できます。
このゼミで研究してきた結果を2年生全員の前で発表するのが、学生研究発表大会です。
一般学生は英語部門に、留学生は英語部門と日本語部門に出場し、この1年間で深めてきた研究成果を壇上で発表しました。この研究発表は、3・4年生において各自が卒業研究を行っていくための重要なステップです。また、母国語ではない言語で発表するという点で高い表現力が求められるものです。
質疑応答という試練
研究発表で、最も緊張する瞬間は質疑応答です。これは、発表後に、会場参加者や審査を担当する教員から、発表に関して色々な角度から質問がなされるものです。
たとえば、「ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、国際法は本当に役に立つものだと考えますか」とか、「ワシントン条約で動物を保護しようというけれども、動物が絶滅するのは自然淘汰の結果なのではないでしょうか。人間が動物を保護しなければならないのはなぜなのでしょうか」といった難しい質問も飛び出しましたが、発表者は懸命に回答していました。
また、英語発表では、質問も英語でなされ、会場で英語が飛び交うセッションもありました。なお、英語発表、日本語発表ともに、専門演習の担当教員だけでなく、英語・日本語表現をブラッシュアップするために英語教員・日本語教員による課外での懇切丁寧な指導が受けられるようになっています。
審査の結果は、以下の通りです。
入賞
<英語の部>優勝 : 発表タイトル「Treated water in Fukushima」(東條ゼミ)
(メンバー : 白井快樹、中原隼人、王若冰、野田颯馬、中島啓斗)
準優勝 : 発表タイトル「動物園から知る絶滅危惧種の保全について-Zoos and the CITES relationship-」(來田ゼミ)
(発表者 : 野村郁末)
<日本語の部>
優勝 : 「南アフリカにおける人種差別―アパルトヘイト」(ボイキンゼミ)
(発表者 : NGUYEN THI THUY DUONG)
準優勝 : 「CHAT GPT」(呉原ゼミ)
(メンバー : NGUYEN THI KIM DUNG、TRAN THI THANH THUY、HOANG THI THU MAI、NGUYEN MINH QUYEN)