2023.09.01 トピックス 【経営学部】韓国のSAMSUNG電子とNAVERを見学しました! 教育・研究 留学・国際交流


 2023年8月3日から25日までの3週間、今年度の海外フィールドスタディ(夏季)が、韓国ソウルの崇実大学で行われ、経営学部からも8名の学生が参加しました。このたびの海外フィールドスタディの主な内容は、崇実大学での語学研修プログラムと韓国文化体験、学生間交流、さらには企業見学などです。経営学部は、「ICTビジネスの学び」を学部テーマとし、特別講義や韓国を代表するICT企業であるSAMSUNGとNAVERの訪問見学を企画、実施しました。

 「経営学部デイ」とした8月17日午前には、崇実大学グローバル学科のCHO, Seungho教授による特別講義があり、グローバル人材に求めれられる資質であるオープンマインドやコミュニケーション力の重要性、そして信頼関係の作り方などについて学びました。講義は英語と韓国語で行われ、本学経営学部の教員が通訳に入る形で進められました。CHO教授は崇実大学グローバル学科の「エース教員」の一人で、学生達にとっては韓国の著名教授の授業に直に接する貴重な機会となりました。

 
 午後は、企業訪問見学です。経営学部生8名に、同プログラムに参加している経済学部、法学部、国際学部の学生も加わり、総勢26名(本学からの参加者全員)が、世界を席巻しているグローバル企業であるSAMSUNGとNAVERを訪問しました。
 日本では「GALAXY」シリーズで有名なSAMSUNG。今回はSAMSUNG電子が運営している「SAMSUNG INNOVATION MUSEUM(サムスン・イノベーション・ミュージアム)」を訪問し、SAMSUNG電子の歴史やICT製品についてブリーフィングを受けながら展示を観覧しました。今では映画や写真でしか見られないレトロな家電から最先端のテレビや半導体などまで展示されており、過去から現在に至るICT製品の発展を学びつつ、近未来の世界を想像できる有益な時間を過ごしました。
 

 次の訪問先は「NAVER1784」。NAVER1784はNAVERの第2社屋であり、その名称は社屋の所在地である「城南市盆唐區亭子洞178-4」の地番に由来するようです。さらに、第1次産業革命の要の一つと言われる蒸気機関が世に出たのが1784年ということもあり、NAVERでは象徴的な意味を込めてこの名称を付した、との説明を受けました。
 NAVER1784では、人工知能で動くロボットが実際に活躍する現場や、インターネットを利用してアプリから様々な屋内施設の利用状況の確認や予約も行えるといった、最先端のソフトウェアの技術が実際に用いられる様子を目にしました。その他にも、働く人たちに快適かつ能動的な業務環境を提供するために構想・設計・整備されたワークスペースや、細部に至るまで様々な工夫が凝らされた実用的な施設なども印象的でした。

 
 今回、韓国の企業、現場に実際に足を運び、「見て、聴いて、触れた」ことで、学生のICTビジネスに対する興味や関心は、日本にいた頃よりも一層高まり、理解が深まったと思います。「理論と実践」、これは経営学部創設以来掲げてきた理念ですが、経営学部に限らず、今回のプログラムに参加した学生たちが、ここで得た知的関心・好奇心を更に高めながら、今後の大学での専門的な学修に繋げ、羽ばたくことを期待しています。