2023.02.17 トピックス アジアへ羽ばたく!国立台湾大学、留学直前インタビュー 留学・国際交流



 2023年2月から国立台湾大学(National Taiwan University;國立臺灣大學)に交換留学をする、国際学部2年生の華原 琢眞(かはら たくま)さんにお話を聞きました。
 
 華原さんは、大学に入学して以来、長期での交換留学を希望しており、ついにその夢を叶えようとしています。留学するに至った経緯から、今の心境、そして留学への意気込みなど、インタビュー形式でお伝えします。
 
 これから留学を考えている方、とくにアジア諸国を狙っているみなさんにとっては、参考となる点が盛りだくさんの内容となっています。


 
国際学部への入学から、留学を決意するまで
Q.いよいよ台湾への渡航、交換留学がはじまりますね!今の心境を教えてください。
A. 初めての長期留学なので、もっと緊張するかと思ったのですが、あまり緊張せず、むしろ楽しみのほうが勝っています。

 
Q.出発前日の夜はよく眠れましたか?
A. はい、すごくよく眠れました。体調を整えることが何よりの渡航準備だと思っています。

 
Q.華原さんは、いつから留学をしたいと思い立ったのですか?
A. 本格的に留学をしたいと思い始めたのは、高校に入るときです。通っていた高校に英語圏への交換留学がありましたが、そのときは実現しませんでした。そこで、大学では絶対に留学するぞ!と決意し、「留学に行ける大学」を探しました。そんな時、高校の先生から大阪経済法科大学の「国際学部」を勧められたのですが、留学制度を見て、迷わず入学を決意しました。なぜなら、国際学部では英語を中心として学修するだけでなく、世界の有名大学への留学制度が充実していたからです。今回、私が留学する国立台湾大学も、世界屈指の名門大学です。
 

Q.大学に入学してからは新型コロナウイルスの蔓延により、不安も大きかったと思いますが、それでも留学を決意されたのはどうしてですか?
A. 気持ちはまったく揺らぎませんでした。留学に行くために、この大学に入学したのですから。たしかに、海外での生活や医療環境、治安などに不安もありますが、留学できる可能性が少しでもあるのなら、それをつかみとるほうが私にとっては重要でした。1年生のときから留学に申し込んでいたので、まるまる1年かけて念願の留学が実現しました。


Q.今回の留学について、ご家族やご友人、大学の教職員の方からは何と言われましたか?
A. 家族や友人からは、確かに心配もあるけれど、留学を通じて成長してほしいとの温かい言葉を何度もいただきました。大学の先生たちや職員の方たちには、1年生のときから相談に乗っていただき、学修面のみならず、現地での危機管理や身のこなし方についても手厚い支援と指導をいただきました。

 留学には「知識や語学の修得」だけではなく、様々な要素が含まれています。身の安全を守ること、現地での生活や文化を体験して自分の中に取り込むこと、友だちをたくさん作って一生忘れられない思い出を数多く積み上げること、など、そのすべてが留学の「一部」です。実は、このようなことは、留学に向けた準備をする中で、教わり強く感じたことです。


 
アジアへの留学、中国語圏へのこだわり
Q.本学では英語圏に留学に行く人が多いのに対して、中国語圏、とくに台湾に行くことを決めた理由は何だったのでしょうか?
A. 高校生のころは英語圏への留学も考えていたのですが、もともと小学校から中国語を勉強していたので、大学に入学してからは、中国語に磨きをかけたいとの思いが強くなりました。少し欲張り?かもしれませんが、台湾に行けば、中国語と英語の両方を身につけられると思い、行き先を決めました。台湾では日常生活のなかで高いレベルの英語が話されていると聞いています。


Q.国際問題や世界情勢を理解するのに、アジア圏へ留学することの魅力は何だと思いますか?
A. 留学先で台湾や、広くアジアのことを学ぶことは、これから社会に出て活躍するときに、自分にとって大きな強みになると考えています。台湾の経済は急成長しており、コロナ対策をみてもIT技術などを活かし先進的な取り組みを行っています。その意味でも、急成長する台湾・アジアの様相をこの目で確かめて、さまざまな人と出会いながら学ぶことの意義は大きいと考えています。


Q.台湾の最高学府である国立台湾大学への留学に挑戦する意気込みを教えてください。
A. 一番に掲げる目標は、履修する科目の「全単位取得!」です。そういうと、「単位を取ることぐらい...当たり前でしょ?」と思われるかもしれませんが、国際的に知名度が高く、世界をリードするような学生・研究者が集まる大学なので、並大抵の努力ではダメです。







 
留学での目標
Q.留学での目標をお聞きします。まず、中国語に関してはいかがですか?
A. 具体的な目標としては、留学中にHSK(漢語水平考試)の6級を取れるくらいの中国語力を身につけたいと思っています。また、台湾に行くのですから、日常で使われる台湾語も身に付けたいですね。
加えて、大学での講義を受ける中で、専門科目のディスカッションやレポート課題で高い評価を受けられるほどの、アカデミックな中国語ができるようになりたいです。


Q.次に、英語力のアップ、とりわけアカデミック・イングリッシュの修得について教えてください。
A. もちろん、TOEIC900点以上を目指します!これは、家族からの多少のプレッシャーもあるのですが...汗
国立台湾大学では、中国語と英語の両方の授業を履修する予定です。英語に関しても、アカデミック・イングリッシュを体得したいと思います。日々大量に課されるであろう論文などの予習をこなし、ハイレベルな英語のディスカッションに食らいつくことで、自分の成長につなげたいです。


Q.国立台湾大学では、多分野・学際的な授業が展開されていますが、どのような授業を受ける予定ですか?
A. まずは、台湾の文化や遺産に関する講義、メディアに関する講義、ITや情報系の科目を予定しています。秋学期には、法律系や経済系の科目も履修する計画です。


 
台湾での楽しみにしていること
Q.今まで聞いたこと以外に楽しみにしていることが何でしょう?
A. 何と言っても夜市(屋台が集まる「フードコート」)で、とにかくおいしいものを食べられるだけ食べることです(笑)日本でも有名な台湾料理から、日本では見たことがないものまで、自分の舌を使って味わい尽くしたいです。毎晩の食事が一種のフィールドワークになるといいなと思っています。
あとは、『千と千尋の神隠し』で人気が再燃した九份(キュウフン)、台湾島の南に位置する台南、はたまたアイドルの聖地巡りもしたいなと考えています。全国を旅するには、1年間では足りないかもしれませんね(笑)ディープな台湾にも迫ってみたいです。


Q.台湾での活躍を期待しています!
A. ありがとうございます!
今日の出発に漕ぎ着けるまでに、多くの方からご支援とご協力をいただきました。気恥ずかしさで面と向かってお礼を言えていない人もいますが、この場を借りてお礼を申し上げます。
みなさんの期待を裏切ることなく、ひと回りもふた回りも成長した姿をお見せできるよう、安心安全に、体調に気をつけて頑張ります!


 

コロナ禍を超えて

 大阪経済法科大学の国際学部では、多彩な留学プログラムを用意しております。今回の華原さんが挑む「交換留学」から、英語を集中的に学ぶ「英語圏1セメスター留学」と「海外語学研修」、海外現地を訪れ短期間でテーマに沿った学修に取り組む「フィールド・プロジェクト」などです。
 
 「ポストコロナ」を見据え、多くの学生たちが海外留学へと歩み出しています。
 今後も留学中の学生インタビューやプログラム紹介を予定しておりますので、ぜひご期待ください。