2022.11.21 トピックス 第11回 経済学部学生研究発表大会を開催 キャンパス 教育・研究


 2022年11月18日(金)に八尾駅前キャンパスにて、第11回 経済学部学生研究発表大会が開催されました。
 同大会は、学生が日々の演習において明確な目標を持ち、1つのゴール地点として研究成果を発信する機会、そして、学生が取り組んできた研究を他者からのコメントを通して発展させる機会として開催しております。
 今年度は、新型コロナウイルスに対する感染予防対策を講じた上で、2年生35チーム、3年生25チームの知的交流が行われました。
 

5つのセッションに分けて開催



 今年度は、「経済理論セッション」、「国際経済セッション」、「都市経済セッション」、「現代日本経済セッション」、「総合セッション」に分け、各セッションで2年生は7チーム、3年生は5チームの発表が行われました。
 各会場とも、これまでの努力を遺憾なく発揮すべく、堂々とした発表が繰り広げられ、発表終了後には、教員からの講評でさらに議論が深まるといったシーンも多く見られました。
 
<発表テーマ>(抜粋)
■経済理論セッション
・社会厚生の改善に資する販売方法の理論的検討 -独占的に供給される情報財の抱き合わせ販売に着目して-
・災害時の緊急避難をいかにして促すか -行動経済学の知見から-
 
■国際経済セッション
・ゲーム理論に基づくウクライナ侵攻における停戦合意の実現可能性
・円安による日本の経済の現状と将来の見通し
 
■都市経済セッション
・εナッシュ均衡に基づく地域社会のゴミ収集に関する囚人のジレンマ的問題の解決手段 -有限回繰り返しゲームによる分析-
・廃校活用の条件と成功事例
 
■現代日本経済セッション
・混合寡占市場における公営企業の社会貢献手段 -内生的タイミングモデルを用いた数理分析-
・女性の社会進出を阻む固定観念の形成過程 -条件付確率を用いた数理分析
 
■総合セッション
・明石市の子育て政策を人口の動きから考察
・地方自治体のエネルギー事業は地域を豊かにするのか -淡路島の取り組み事例を中心に-

 
表彰は後日実施


 今年度は発表後の詳細な質疑応答はその場で行わず、WEB上で行い、その質疑応答の内容も踏まえて、セッションごとに表彰を行います。
 
 表彰の結果にかかわらず、今回の学生研究発表大会で経済学部生が得た経験は、今後の研究を進めるにあたって、大きく活かされるのではないでしょうか。
 経済学部生の益々の飛躍を期待しています。