2022.10.11 トピックス ドイツ・アーレンからの留学リポート 学生生活 教育・研究 留学・国際交流


 今年度、経法大生たちは様々な国で海外留学に参加し、学修に励んでいます。
 今回は、現在、ドイツ・アーレン大学に交換留学生として留学中の国際学部3年生 近藤愛莉さんのリポートをお届けします。

 

オリエンテーション ウィーク



 アーレン大学は冬と夏の2学期制を採用していて、今回の留学では10月4日から始まるWinter Semesterの授業を受講しています。新学期に先立ち、各国からアーレン大学に来た留学生は、International Relations Office (IRO) が提供する事前プログラムに参加しました。プログラムでは、市役所への住民登録や滞在許可申請、銀行口座の開設、滞在中の健康保険の加入などの準備および手続き、学生寮の規則や大学の文化の学修などを行います。ドイツ到着直後から取り組むべきことが多く、戸惑いもありますが、IROとTutorsの献身的なサポートに加えて、留学生同士の助け合いや現地の大学生による支援もあり、ひとつひとつ着実に進めています。
 様々な手続きや学修の合間には、アーレン市内の散策やIROが提供する各種アクティビティに参加しています。Family programに参加した際には、現地のある家族と親交を深め、連絡先を交換しました。これから交流を重ねて、文化の学び合いができることを楽しみにしています。

 

ドイツ語コースについて

 新学期が始まる前の準備期間として1日約3時間×3週間にわたって開講されるドイツ語コースを受講しました。アーレン大学への留学生はドイツ語を学ぶことが必須です。学期中は、履修する専門科目はすべて英語で開講されるものを選択しますが、ドイツで生活を送る上でドイツ語は欠かせないため、並行してドイツ語クラスを履修します。
 ドイツ語のコースは初級であっても、教員は9割の割合でドイツ語を用いて授業を行います。またテキストはすべてドイツ語によるものです。初日の授業では英語による説明が一切なくドイツ語のみで進められたため、不安になりました。しかし、徐々にドイツ語の単語を覚え、文法を理解し、難しいながらも新しいことを学ぶ楽しさを感じて学修しています。授業の予習と復習を必ず行い、店先や地域の人との交流、他の留学生との会話でドイツ語を用いてみるように意識しています。英語+αでドイツ語を学修することはハードですが、少しずつ前進しながらことばを身に付けたいと思います。

 

学外の生活について



 休日は地域のイベントであるお祭りやマーケットに足を運んだり、現地の大学生のバディと一緒に市街や他の都市に行って観光をしたり、学生寮で開催されるパーティーに参加したりしています。
 ドイツに留学して日本との違いを実感している点は多々ありますが、今回は店の営業について紹介します。ドイツの店は日曜日および祝日は休業日であり、また営業時間が20時までの店がほとんどです。日本では24時間営業している店が多く、いつでも欲しいものを入手できますが、ドイツでは平日と土曜日の20時までに買い物を済ませておく必要があります。そのため計画性のある買い物を心がけるようになりました。これからは自炊にも力を入れ、学生寮のみんなと食を通した交流もできればと考えています。
 アーレンは日本語が通じる環境では全くありません。ドイツ語や英語を使えないと生活ができないという状況はとても新鮮であり、学修意欲が高まります。6か月の交換留学のうち早くも1か月が経とうとしており、時間は有限です。英語の運用能力の向上を第一に、自分の意見を伝え、相手の言葉を正確に受け取れるように、積極的に人との関わりを築いてコミュニケーションを行うことを目標のひとつに据えて有意義に過ごしたいと思います。