2022.09.28 トピックス 【教職課程】プロと一緒に探究学習 ~マルハニチロ株式会社にプロモーション企画をプレゼン~ 教育・研究


 教職課程の学生を対象として、冷凍食品などでおなじみのマルハニチロ株式会社様と、新商品開発プログラムをとおして探究体験・キャリア教育を提供されている一般社団法人キッズM様にご協力をいただき、探究学習系教職イベントが開催されました。ここでは、本年度からスタートした高等学校における「総合的な探究の時間」の指導に向けて教職課程でどのような取り組みを行っているのかについてご紹介します。

 
多様なテーマで探究学習の指導ができる教師に!
~自分で体験してみることが重要~
 先日行われた探究学習系教職イベントは、マルハニチロ株式会社様、一般社団法人キッズM様のご協力のもと、探究学習の手順(課題の設定→情報収集・調査→分析→まとめ)に従って、お皿を使わずにレンジ調理で簡単に食べることができる「WILDish(ワイルディッシュ)」のプロモーション企画をマルハニチロ株式会社様に提案するというものでした。学生は、事前に出されたオリエンテーションシートによって与件を整理し、大学生(WILDishは、20・30代の男性がメインターゲット)を対象としたアンケートの作成から調査の実施、分析を行って当日にのぞみました。

 

 学生時代にこそ様々な「問い」と向き合おう!



 午前中は、市販品冷凍食品のプロモーション担当から商品プロモーションについて説明を受けた後、アンケートの結果から現状の課題について具体的に絞り込みを行いました。午後は、グループに分かれて見えてきた課題を解決し、販売促進につなげるアイディア出しを行い、最後に自分たちが考えた企画をマルハニチロ様に提案しました。プロからの鋭い質問や指摘にも自分達の考えや経験をもとに的確なプレゼンができていました。
 学生からは、「プロから直接、話を聞くことができて貴重な体験ができた」「調査したり、話し合いながらアイディアを出すことで探究テーマに対する関心が深まった」などの感想があげられていました。

 
新しい時代の学びをサポートしていきます
~地域や企業と連携した学びの環境づくり~
 新しい時代に向けて学校現場では、「探究学習」に大きな注目が集まっています。一方で子どもたちの個別最適化した学びを実現していくためには、教師一人の力には限界があり、これまで以上に地域や企業などとの連携が必要になってきます。そうした中で、本学の教職課程では、学生が実社会とつながっていく自己の経験を通じて、様々な探究学習のテーマに取り組むことができるように各種イベントを実施し、「学びの場(環境)」を提供しています。秋学期以降も「楽しくて、ためになる企画」を定期的に行っていきます。