2022.02.04 トピックス 【経営学部】ICTビジネス特別演習にて学生研究発表会を開催 教育・研究


 12/3(金)経営学部 津田ゼミ(専門演習ⅡB)にて、公益財団法人大阪産業局イノベーション推進部(大阪イノベーションハブ)プロジェクトアドバイザー中川 賀史氏をお招きし、「社会課題を解決するICT」をテーマに、学生たちが調査・研究を重ねてきた成果をプレゼン形式で発表しました。

 「経営とICTを効果的に接続させることで、新たな価値を生み出したビジネスを創造したい。」
 さまざまな社会課題を切り口に、このような想いを持った若者の個性光る発表会となりました。


 
「少子化・未婚率の上昇×空き家問題を解決するマッチングアプリ」「ダイエットによる低栄養を解決するレシピ提案アプリ」など、さまざまな社会課題を見える化し、解決できるビジネスモデルを提案!


 あるグループからは、少子化問題と生涯未婚率の上昇という日本の現状をふまえて、マッチングアプリで出会った男女が、社会課題の一つとして問題視されている空き家で共同生活する「疑似結婚体験」というビジネスモデルについての発表がありました。また、ダイエットによる栄養不足を解消すべく、データベースに蓄積された栄養価データを基に、AIが「健康管理されたレシピを提案する」という、女性ならではの視点と問題意識から発想を得た興味深い発表内容もありました。学生たちは熱心にメモを取りながら互いのプレゼンに耳を傾けていました。中川様からは、ビジネスとしての実現可能性から見た、具体的な観点や改良点など、貴重なアドバイスをいただくことができました。

 

「大阪から世界へ」をめざす大阪イノベーションハブの活動内容にふれて



 大阪イノベーションハブは、2013年に大阪市が設置した、世界に挑戦する起業家や技術者が集まるイノベーション創出拠点です。
 『大阪から世界へ』をテーマに、「起業家を生み育て、成功者にし、成功者が次の成功者を生む、関西における循環システムの構築」をめざして、これまで各種イベントを数多く開催しています。
 これまで運営スタッフとして、多様な企業や人、アイデアの交流を通してビジネスプランの事業化をサポートしてきた中川様のお話を聞いて、ゼミ生たちは今後の学修意欲が一層高まった様子でした。

 今後も経営学部では、実社会で役立つ学びを積極的に取り入れることで、ビジネスで活躍できる実践的な力を育んでいきます。