トピックス

アメリカ・クリーブランドからの留学リポート

  • 学部・大学院/教育
  • 学生生活
  • 留学・国際交流
  • 研究・社会連携
 この夏、経法大生たちは8カ国・9大学で海外留学に行き、学修に励んでいます。
 今回は、現在、アメリカ・オハイオ州・クリーブランドに留学中の国際学部3年生 小西はるさんの留学リポートをお届けします。

大学での英語学修

 クリーブランド州立大学の語学クラスで学修を行っています。現在所属しているクラスは、様々な国からの留学生が多く、活発に交流しています。英語の発音やアクセントは話者によって異なります。いつも教材で聞いている音声だけが「英語」ではないことに初めて気づきました。多様な英語を聞き取って理解することは、国際通用性の高い英語を身につける上で、非常に有用だと感じています。クリーブランドには日本人の旅行者や留学生がほとんどいません。これは、語学を学修する上で最適な環境であると考えます。そのような環境でコミュニケーションを図るためには、英語で相手の意思を理解し、自分の考えを伝えなければなりません。これを積み重ねることで、英語運用能力を向上させることができますし、意思が伝わった時に自信を持つことができます。
 クラスのメンバーは7人で、少人数授業が実施されています。そのため先生に気軽に質問したり、フィードバックをもらったりしています。ペアワークやチームディスカッションを行って、意見を交換して、英語運用能力の向上だけでなく、異文化理解を深めることができます。今後、プレゼンテーションに取り組む予定です。人前で話すことで自分の英語運用能力を磨き、クラスメイトの意見を聞くことで新たな知見を広げたいと思います。

課外活動での国際交流

 授業以外ではificleveland.churchcenter.com/homeという団体のイベントに積極的に参加しています。国際交流を目的に各国からの留学生が自由に参加できます。特に、2泊3日で開催されたFall Gateway Tripがとても印象に残っています。Beulah Beachという大自然の中で、チームで協力してクイズラリーをしたり、ジップラインやカヌーイングを体験したりしました。夜にはキャンプファイヤーを囲んで、出身国の国歌をそれぞれ合唱しました。歌で紡がれる時間はとても穏やかで心が落ち着く空間でした。
 このキャンプを通して、各国の文化や習慣に触れられただけでなく、日本の文化がいかに浸透しているかを実感しました。日本のアニメを知っている人が多く、そこから日本の食文化や言語が学ばれていることを知りました。また、日本食がおいしい理由を発見しました。和食の調理法には、「炊く」「煮る」「煮込む」「茹でる」というものがあります。しかし、海外ではこれらすべてを「boil」で表します。これらを英語で説明するのはとても難しいですが、自分なりに伝えていきたいです。

 大学生活の限られた時間の中で留学に行くことを決意し、このクリーブランドに訪れる機会をいただけたことに感謝しています。分け隔てなく親切に接してくれるホストファミリーとの時間を大切にし、充実した日々を過ごしていきたいと思っています。今後はクラスメイトだけでなく、現地の他の学生とも積極的にコミュニケーションを図っていきます。このリポートが、皆さんの留学に踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
一覧へ戻る