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【経済学部】1年生を対象に「日経読み方講座」を開催 —
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10月6日(月)、本学経済学部では、1年生を対象に日本経済新聞の読み方・活用方法を解説する「日経読み方講座」を開催しました。
この講座は、経済やビジネスのニュースを効果的に理解し、学びや将来のキャリアに生かす力を身につけることを目的としています。新聞に不慣れな学生にも分かりやすいように、日本経済新聞社のご担当者を講師にお迎えし、実際に新聞を読んでみる体験も交えながら、新聞を短時間で効果的に読みこなすためのポイントを解説していただきました。
日本経済新聞とは
日本経済新聞(日経新聞)は、日本を代表する経済専門紙です。
企業活動や金融市場、政治、国際情勢などを、ビジネスの視点から分析し、日々のニュースからビジネスのヒントを得ることができます。
また、紙の新聞の大きな強みとして、限られた紙面に情報を凝縮している点が挙げられます。日経新聞では、限られたスペースの中に、今知っておくべき重要な経済・社会の動きを精選して掲載しています。
そのため、短時間で効率よく、質の高い情報を得ることができる媒体として、多くの経営者・ビジネスパーソンや学生に活用されています。
効果的な記事の読み方
講座では、新聞記事の構成や効率的な読み方についても紹介されました。
日経新聞の朝刊には約25万文字が掲載されており、これは新書2冊分に相当する分量です。
この膨大な情報量を短時間で効率よく読むポイントを、日本経済新聞社の方から実践的に教えていただきました。
新聞記事は、最初に結論が書かれ、重要な情報が冒頭(前文)にまとめられていることが特徴です。そのため、見出しと前文(リード文)を読むだけで記事の概要を素早く把握することができます。さらに、興味を持った記事については、本文を読み進めることでより詳しい内容や異なる視点などを知ることができるようになっています。また、日経新聞では、最も重要なニュースが1面の右上に掲載されるほか、見出しの段数が多いほど記事の重要度が高くなり、一目で判断できるよう工夫されています。
今回の講座を通じて、学生たちは膨大な情報の中から必要な内容を素早く読み解く力を養う重要性を学びました。このような力は経済学部の教育特色である「実学としての経済学」に関連して、経済ニュースを読み解く能力の獲得に直結するとともに、今後の就職活動や社会人生活において経済ニュースを主体的に理解する力を身につける貴重な機会となりました。
今後もこの講座をきっかけに、学生一人ひとりが情報を素早く正確に読み解く力を身につけ、それを学業、就職活動、そして社会人としての実践の場で生かしていけるようになることが期待されます。