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第7回研究交流会を開催しました

  • 研究・社会連携

2025年6月25日(水)、学生ホール棟クロノス3階ガリオンにて、研究交流会を開催しました。
梅雨の合間の穏やかな午後、教員・職員・学生を含む約60名が参加し、活発な議論が交わされました。

開会にあたり、山垣学長から「研究は個人の探究心を深めるだけでなく、社会全体への貢献にもつながる重要な営みである。こうした交流の場を通じてぜひ積極的に意見を交わし、互いの知見を高め合ってほしい」との激励の言葉をいただきました。

発表内容

子の出生前に法的性別を女性へ変更した者に対する認知請求の可否

金 亮完 教授(法学部)

性別変更後に凍結保存精子で出生した子による認知請求を巡る最高裁判例を取り上げ、法的性別と親子関係の新たな解釈について検討されました。

蔡英文政権期の台湾=ASEAN間航空輸送

池上 寛 准教授(国際学部)

台湾の「新南向政策」に基づくASEANとの航空輸送の変化を、人的交流や貨物輸送の観点から分析。馬英九政権との比較も交え、政策の転換点を明らかにしました。

Industry4.0を生き抜くICTランチェスター戦略

岩田 順敬 准教授(経営学部)

近代兵器理論に基づくランチェスター戦略をIndustry4.0に適応させた新たな数理モデルを提案。コンピュータ・シミュレーションによる検証結果も紹介されました。

地方圏出身者の初職時Uターン行動・地元残留行動の特徴

牧田 修治 教授(経済学部)

徳島県による大規模アンケート調査を活用し、地方出身者の初職時の移動行動を分析。本人・親の属性や意識が行動に与える影響を明らかにしました。

閉会にあたり、金子21世紀社会総合研究センター所長より、今後の研究交流のさらなる発展を願うご挨拶をいただきました。

会の終了後には懇談会が行われ、参加者同士の交流が深まりました。分野を越えた知的刺激に満ちた一日となり、今後の研究活動への意欲を高める貴重な機会となりました。

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