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ミャンマー出身留学生に対する経済的支援を実施しました
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2025年3月28日に発生したミャンマー中部を震源とするマグニチュード7.7の大規模地震で、同国はこれまでに3700人以上の命が奪われ、住宅6万棟以上が倒壊するなどの被害を受けたとしています。1ヵ月が経過した今でも、被災地においては依然として食料や医薬品などが行き届かない地域もあり、20万人以上が屋外での避難生活を余儀なくされているのが現状です。
現在、本学では25人のミャンマー人留学生が学んでいます。地震の報道があってすぐに、在籍する25人の学生全員が国内にいて、無事であることを確認しました。しかしながら、学生らの家族・親族、友人の多くがミャンマー国内で被災し、停電・断水・家屋の損傷等の影響で生活基盤に支障が出ている、との報告が多数寄せられました。
このような状況を踏まえ、本学として何ができるのかを考えた結果、本学に在籍するミャンマー人留学生に経済的支援を行うこととしました。この支援を通じて、学生たちの経済的・精神的不安を少しでも軽減し、これからも安心して学業を継続してほしいとの願いを込めました。給付金を受け取った留学生からは感謝の言葉が述べられ、大変な時であっても学業により一層邁進していくとの強い思いが伝えられました。
本学には現在、15ヵ国・地域からの留学生が在籍しています。地震に限らず、自然災害や事件・事故など予期せぬ事態が起こることも今後十分に想定される中、大学はいかなる場合であっても学生の安全を守るために力を尽くし、必要に応じた適切な支援の提供に取り組んでまいります。
今回の地震により被災された皆様が、一日も早く平穏な日々が取り戻せますよう、心よりお祈り申し上げます。
<学生のコメント>
- 大学という大きな組織が学生一人ひとりの生活まで考えてくれていることが分かり、この学校で卒業まで勉強を一生懸命頑張ろうと思った。
- 困っているときに、手を差し伸べてもらってうれしかった。
- 私の家はそこまで甚大な被害を受けずにすんだものの、家を失い避難生活を続けている友人もいる。今回いただいた支援金は皆と分け合い、大切に使いたい。