2020.11.17 トピックス <OUEL協定校チャンネル>―秋学期第2回目の講師は、ドイツ・アーレン大学のRalf-Christian教授! 教育・研究 留学・国際交流

春学期に好評を博した「OUEL協定校チャンネル:海外協定校の教授陣による特別講義」が、秋学期に新たなラインナップで始まりました。第1回目(10月22日)ハワイ大学Edward J. Shultz教授につづき、第2回目(11月12日)の講義はドイツ・アーレン大学のHärting Ralf-Christian教授です。Ralf-Christian教授は、ビジネスサイエンス・行動経済学などを専門とされています。

 

ヨーロッパにおける歴史と経済発展

今回は、「ヨーロッパにおける歴史と経済発展」と題して、新型コロナウイルスの蔓延に直面するEUの現状と今後について講義をしていただきました。



第1部は、今日にいたるヨーロッパ統合の歴史について。1957年に6か国で発足したヨーロッパ共同体(EC)が2013年には28か国が参加するヨーロッパ連合(EU)に発展した過程をわかりやすく解説してくださいました。あわせて、現在EUが直面している困難な問題の例として民族問題や経済格差の拡大について解説していただきました。
第2部では、新型コロナウイルスの蔓延とそれに対処すべく進められているデジタル化について説明がありました。ドイツはIndustry 4.0(第四次産業革命)と呼ばれる、製造業におけるオートメーション化およびデータ化・コンピュータ化を提唱・推進しており、その観点から見ると、今回のコロナ禍は危機であると同時に、産業・社会変革のチャンスでもあることを指摘されていました。
講義はもちろん「All English」。50名近い本学の学生達が参加し、英語での専門的な講義に耳を傾けました。

次回は、11月19日(木)13:00から北京大学の凌鵬教授の講義です。みなさんのご参加をお待ちしています!

〔OUEL協定校チャンネルとは〕
今年度、新型コロナウイルスの感染拡大により海外留学を断念せざるを得なかった学生達に「世界と繋がる」時間と空間を提供したい、との思いから、国際学部と国際教育交流センター主体で企画・実施され、春学期には海外協定校から4名の先生方が講義をしてくださいました。学生に好評だったことから、秋学期に第2弾の実施が決定、10月から始まりました。秋学期は、様々な分野の専門家であるドイツや中国などの先生方が講義内容も多彩かつハイレベルな講義を用意してくれています。日本にいながらにして現地さながらの授業を体感し、ぜひ「世界」とつながってください。

〔アーレン大学Hochschule Aalen/ Aalen Universityの概要〕
同大学は1962年にドイツ南部アーレン市に設立された公立大学で、経営学部・化学部・電子・IT学部・工学部・電子機械工学部の5学部を擁しています。同大学が位置するアーレン市は、ローマ時代からの古い歴史を持ち、中近世には帝国の自由都市として繁栄した由緒ある古都です。本学は、2017年にアーレン大学と学術交流協定を締結し、交流を深めて参りました。

<OUEL協定校チャンネル>は、「世界の授業」を気軽に受講できる、コロナ禍中だからこそのチャンスです。次回は、中国の北京大学が講義を実施してくださいます。多くの学生さんの参加をお待ちしています!!