2021.12.09 お知らせ 【アクティブラーニング】SDGs(持続可能な開発目標)について知ろう! 学生生活 教育・研究 社会連携

国連本部でも実施された「2030SDGsゲーム」を体験  

 SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のことです。SDGsは、17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っており、発展途上国のみならず、先進国も積極的に取り組む必要があり、日本も積極的に取り組んでいます。 

 そこで、SDGsに関する理解を深めることができる「2030SDGsゲーム」が開発され、2019年4月8日に米ニューヨークの国連本部にて2030SDGsゲームのワークショップが実施されました。これは、経済・環境・社会のバランスを意識しつつ、各チーム時間とお金を有効に使いプロジェクトを遂行し、各チームの目標達成と世界全体をバランスよくどのように発展させていくかを体験できるカードゲームです。 

このような世界全体の取り組みを知るために、法学部のアクティブラーニング授業として、下記講師2名の方に本学へお越し頂き「2030SDGsゲーム」を実施しました。


1)乾 昌志先生 

・一般社団法人 ローカルイノベンチャーズ 

2030 SDGsゲーム公認ファシリテーター 

SDGs de 地方創生公認ファシリテーター
2)金 福和先生 

・東大阪市教育委員会事務局 施設整備室 ICT支援員 

・SDGs WS ファシリテーター(2030 SDGs・SDGs de 地方創生)

 

カードゲームを実施して~「誰一人取り残さない」社会を実現するには~ 

 学生を2人から3人の9チームに分けて2030SDGsゲームのワークショップを実施しました。中間報告では、9チーム中2チームがチーム目標を達成していましたが、経済の成長が優先され、経済・環境・社会のバランスが大きく崩れていました。しかし、最終報告では、9チーム中6チームがチーム目標を達成し全体の経済・環境・社会のバランスを取ることに意識を向けることができ、中間経過より大幅に経済・環境・社会のバランスが改善しました。 

 学生からは、「周りのことや全体のバランスは考えることができず、自チームの目標を達成するまでは、自チームのことしか考えることができなかった。自チームの目標達成後に周りのことを考えることができるようになった。」との声が聞かれました。最近、SDGsという言葉を聞く機会が増えましたが、SDGsを知り・考える機会が少ない中、本ワークショップを通して、学生たちは”SDGs:誰一人取り残さない”社会を実現に向けて何が必要かを考える貴重な機会になりました。