2021.12.08 トピックス 【国際学部】フィールド・プロジェクトⅠ(日本プログラム)(国際学部准教授 張 雪斌担当)で大阪糖菓株式会社を訪問 教育・研究


 2021年11月24日・12月1日 【国際学部】フィールド・プロジェクトⅠ(日本プログラム)(国際学部准教授 張 雪斌担当)の授業で、受講学生たちが大阪糖菓株式会社を訪問しました。
 大阪府八尾市に本社を置く大阪糖菓株式会社は、日本有数の金平糖メーカーです。70年以上金平糖を製造してきた大阪糖菓株式会社は、金平糖作りの伝統を守りつつ、新しい挑戦を続けています。日本の人口減少、少子化が進む中、大阪糖菓株式会社は金平糖の文化、歴史、製造工程を発信することで、より多くの方々に金平糖の魅力を伝えています。体験型の金平糖ミュージアムが誕生して以来、日本国内だけでなく、海外からのお客さんも多く訪れています。
 しかし、コロナ禍の影響を受けて卸売の注文が減り、金平糖ミュージアムに来られる団体のお客様も一時期急減しました。このような困難な時期を乗り越えるために、大阪糖菓株式会社は現在SNSを通じた発信を強化し、小人数での金平糖作りを体験できるサービスを提供しています。
 学生たちにとって、今回の会社訪問は日本文化を学ぶ機会だけでなく、コロナ禍での日本企業の努力やSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みについても学ぶ貴重な機会となりました。
 
野村社長から、会社の取り組みについて教えていただきました


 授業に参加した学生たちは野村社長のご説明を通じて、大阪糖菓株式会社のこれまでの努力、現在直面している課題と対策、そして今後の展望について学びました。
 大阪糖菓株式会社は現在コスト削減を目標にしつつ、フードロスを削減し、プラスチックケースやビニール袋の使用を減らしています。
 学生たちは商品開発の成功事例、コロナ禍での取り組み、SDGsへの取組などについて積極的に質問をし、理解を深めました。
 
本学出身のフレディさんから、金平糖の魅力とご自身の経験について教えていただきました


 学生たちはさまざまな味の金平糖を試食しながら、本学卒業生のフレディさん(インドネシア出身)から金平糖の魅力について教わりました。後輩である学生たちはフレディさんご自身の経験についても紹介していただき、日本企業で就業することに対する理解を深めました。
 
 国際学部では、授業や留学などの実践的な学びを通じて、国際社会の諸課題について理解を深め、向き合っていく力を身につけていきます。