2021.12.02 トピックス online日本語レッスン「J-TALK」再開! ―海外にいる留学生へのメッセージー 学生生活 教育・研究 留学・国際交流
ワクチン普及によって段階的な入国が可能になった矢先、オミクロン株の出現によってまた足踏みを余儀なくされた学生たち。
「先生、いつ日本へ行けますか」
遠隔授業を受講している学生の口からは、ため息にも近いような声が漏れます。
渡日を切望する留学生たちのために今できること。
それは、彼/彼女らの孤立感をできる限り軽減し、
「日本とのつながり」を感じられる良質な機会を提供することです。
コロナ禍の中、本学では、
2020年度7月よりオンライン日本語会話レッスン「ぺちゃくちゃタイム」をスタートさせました。
(詳しくはこちら)
今学期からは、韓国語レッスン「K-TALK」、ロシア語レッスン「R-TALK」と並ぶ形で
「J-TALK」と名前を改め、海の向こうにいる留学生たちにも満足してもらえるような
パワフルな内容を発信していきます。
選べる!豊富なレッスン内容
「J-TALK」は、課外にて日本人学生を講師として迎えて実施している会話クラスです。レベル別の編成で、会話に自信がない留学生のための「初級クラス」、
自信がある学生のための「中上級クラス」があります。

基本的にはグループで会話を行いますが、
中上級クラスではレポートの日本語チェックや
悩み事の相談などができる「個別レッスン」も用意しています。
このように、各自の日本語レベルや、解決したい問題に合わせてレッスンを受講できるのが
「J-TALK」の魅力のひとつです。
初回レッスン(中上級クラス)の様子
初回の中上級クラスのトピックは、「グループの人と一緒に行きたい飲食店を考える」というもの。参加したのは、中国人、韓国人、ベトナム人などの多様なルーツを持つ留学生たちです。
国境が開く日を夢見て、
「肉を食べるならこのお店がおすすめですよ」
「中国では、ここのお寿司が人気です」などの会話に花を咲かせました。
「J-TALK」の場には、いまの辛い思いを共有できる仲間たち、
日本人の学生、国際教育交流センターの職員がいます。
12月、1月分の予約はこちらから受け付けていますので、
「少しでも興味がある」という留学生の方はぜひお申し込みください。
留学生へのメッセージ
今回、「入国が再開する」という発表があってから、わずか一か月足らずで国境が閉鎖したことで、
落ち込んでいる留学生が多くいると思います。
その気持ちは、みなさんの入国を心待ちにして準備を進めていた教職員たちも同じです。
入国できない不安な気持ち、焦り、悲しみもよくわかります。
今大切なことは、なによりもつらい気持ちを我慢しないことです。
「友情は、喜びを倍に、悲しみを半分にする」という言葉があるように、
今の気持ちを先生や職員、友達や家族に話してみてください。
きっと、少し心の痛みがやわらぐはずです。
同じ目標を持ってお互いに支え合い、入国できる日が来るのを待ちましょう。
教職員一同、みなさんと早く会えることを心から祈り、
一丸となって大学生活をサポートします。
精神面のこと、学修面のこと、生活面のことなど、
困ったことがあればいつでも相談してくださいね。
日本人学生のみなさんへ
今、留学生たちは新規入国が停止され、日本での学修がストップされている困難な状況にあります。
国は違えど、同じ学友の悲しみを和らげるため、
機会があればぜひ留学生に励ましのエールを送ってください。
きっとあなたの一言が、誰かを支えるためのエネルギーとなるはずです。
「J-TALKで留学生と話してみたい」という方も、ぜひご連絡をお待ちしております。
(連絡先:kokusai@keiho-u.ac.jp)