2021.10.13 トピックス 【アメリカ留学】Life in San Francisco 留学・国際交流


早いもので、サンフランシスコ生活も約1ヶ月



 9月中旬、本学の学生たちは大阪を旅立ちました。アメリカ到着後の最初の印象は、出発前にニュースなどで見聞きしていたコロナ感染状況よりも比較的穏やかなものでした。学生たちは、空港から派遣先大学であるサンフランシスコ州立大学へと向かい、ホストファミリーとの初対面を果たしました。長旅の疲れと緊張、そしてようやくホストファミリーに会えた嬉しさとが入り混じった複雑な面持ちながらも、皆、元気よくそれぞれの家庭へと別れていきました。コロナ禍においても、本学の学生を快く引き受けてくださったホストファミリーの方々には感謝しかありません。

 さぁ、到着翌朝から早速授業開始です!初めて利用する現地公共交通機関、教室探しも一苦労のキャンパス、そして、目に入る案内板や聞こえてくる言葉はもちろんall English、と初日はあっという間に終わりました。先生や現地担当者のみなさんは、フレンドリーでサポート体制も厚く、授業参加4日目には“Welcome Picnic”を催してくださいました。天気にも恵まれ、太陽と心地よい風を感じながら芝生の上で食事をしたり、自己紹介やゲームをしたり、つかの間、マスクを外してゆったりとした時間が流れていきました。クラスメイトたちは、中国、韓国、台湾、ポーランド、オランダ、クウェートなど各国から来ており、それぞれが目標のため、日々、英語力を磨いている留学生です。

 ずっと憧れていた留学生活。いざ来てみると、授業が難しくて悩んだり、日本の家族の有難みを実感したり、また、上手く英語が話せない自分自身に歯がゆさを感じている学生もいました。到着後数日は不安な様子を見せていた学生たちですが、Picnicでの楽しいひと時やホストファミリーとの交流を重ねていくうち、穏やかな表情を取り戻し、何だかこれからの留学生活を有意義なものにしようと決心を新たにしたかのようにも見えました。

 留学開始から1ヶ月ほどが経った今、現地にいる学生たちに近況を聞いたところ、「授業は難しくて毎日必死だけど、少しずつ英語でできることが増えてきたように感じる。」、「最初は少しホームシックもあったけれど、今では英語で夢を見るようになってきた。」、「色んな国の留学生とたくさん話したり、現地学生との交流プログラムに参加するようにしている。授業にも積極的に参加するよう努力している。」など、奮闘しながらも充実した留学生活の様子が伺えました。


 
‘失敗’と‘成功’は反対の言葉?
 慣れない外国語でのコミュニケーション、文化や生活習慣の異なる国での生活、これらと最初からすぐにうまく付き合える人は多くはいません。間違いや失敗、苦労、悔しさ、そんな経験から少しずつ学び、慣れ、いつしかスムーズに対応できる力が身についていくのではないでしょうか。

 外国語学修においては、間違ってもいい、上手く文章が作れなくてもいい、流暢に発音できなくてもいいんです。とにかく、外国語を聞いて話して、ネイティブの表現をコピーして、その言語を使う機会を自ら作り出すことが大切です。

 ‘失敗’は、‘成功’の反対の言葉では決してありません。‘失敗’は‘成功’へと繋がる道なのです。つまり、「失敗なくして、成功はない」ということです。外国語学修、異なる文化の人たちとの交流、そして海外生活を通して、ぜひ、恐れず、たくさん間違い、悩んでください。その先には、きっと‘成功’という大きな成長への可能性が待っているはずです。

 今、サンフランシスコで留学生活を送る本学の学生たちは、毎日が失敗や苦労の連続かもしれません。しかし、それを乗り越え、成長した姿で帰ってきてくれることでしょう。そんな彼らに大阪で再会できる日を今から楽しみにしています。