2020.11.27 トピックス 2020年度国際学部学生研究発表大会を開催! 教育・研究

 11月26日(木)に2020年度国際学部学生研究発表大会が開催されました。4年生から5名、3年生からは10グループが壇上に上がり、それぞれ日頃の研究の成果を発表しました。
 「国際社会の諸問題に関する研究」というテーマのもと、発表のトピックは領土問題や差別問題を独自の視点で掘り下げたものから、自分の住む地域や出身地をいかに盛り上げていくのかに関して並々ならぬ地元愛をもって研究したもの、コロナ禍におけるICTの活用といった私たちの生活に密接に関係するものまで多岐にわたり、どれも国際学部らしい発表内容となりました。
 

対面+遠隔での開催

 今回の国際学部学生研究発表大会は新型コロナウイルス感染予防対策として、3年生は会場にてライブで発表を聴き、1、2年生と発表者を除く4年生はzoomによる遠隔参加となりました。
 会場にはいなくても、熱心に視聴する学生らの様子はテキストメッセージや演習のグループラインを通して伝わっており、対面と遠隔を合わせた新しい形での開催となった今回も昨年同様の盛り上がりを見せていました。


 

それぞれの成果

 発表後の質疑応答の時間には先生方より様々な視点からの質問が投げかけられ、返答につまる場面が見られましたが、発表者にとっては今後の研究をすすめるにあたっての大きなヒントになったのではないでしょうか。まだ十分に検討できていない部分、調査の方法で甘さがあった箇所などに気付くきっかけとなったのではないかと思います。
 また4年生の学生からもするどい質問が出されていました。3年生発表者にとっては1年後の自分の姿かもしれません。たった1年の差ですが、それは今後の1年で自分がどれだけ成長できるか、ということでもあります。先輩からの質問やコメントに大きく頷く姿から、今後の研究に対するさらなるモチベーションにつながったことが想像されます。


 

入賞者には賞状と副賞が贈られました

 入賞者・入賞チームが発表されたときには、会場だけでなく、オンラインでも祝福のメッセージが飛び交いました。国際学部らしい、学年の壁を超えて称賛しあえる関係性が見えた瞬間でした。
 

4年生入賞者

1位:Benedictus Agung Pratama「国連による平和構築活動の論理的な根拠」
2位:汪 思捷「中国アニメと関連産業の日本進出―中国・日本の異質性と同質性に関するジレンマ」
 

3年生入賞チーム

1位:本多ゼミ(土岐七瀬)「マレーシアの民族的差別:ナラティブ・インタビューからみる多文化社会の課題」
1位:YTMR(石本将己・井塚ゆかり・DO THUAN THAO・山岡玲示)「国際結婚から生まれた子供の国籍選択に関する研究」
3位:Mighty Franky(趙冬陽)「パンデミックにおけるICT活用についての一考察」
3位:中井ゼミ(田中大稀・永田滉季)「ドイツ・イギリス・日本の地方財政の相違点と共通点」
※1位、3位共に同点で2組が受賞