大学時代に培った自信と経験が
法曹の道を切り開く原動力になった。

法曹特別演習などで弁護士経験のある先生に鍛えていただいた法的思考力や深い判例解釈は、ハイレベルな法科大学院での学修にも役立ちました。また、司法試験は精神的な負担が大きいですが、私は大学時代から手厚いサポートのもと、4年間しっかり司法試験合格へ向けた学修を継続していたので、自信と経験の面で大きなアドバンテージを感じましたね。そして何より、ゼミの先生や教職員の方々が親身にサポートしてくださったおかげで、今の自分があると思っています。特に、先生からの「忘れることを恐れてはいけない」という言葉は励みになりました。これからは私が弁護士として相談者を親身に支え、社会に貢献していきたいですね。

弁護⼠資格を持つ先⽣⽅から独⾃の
テクニックを教わり、答案の質が向上。

法学部の正課授業は学問であり、学ぶほど深くなっていき、最先端の知識も得られます。しかし私がめざす司法試験の合格には、「学問」に加えて「試験勉強」が必要。そういう意味でSコースは、正課授業で掴んだ⼤枠を試験⽤に整理‧凝縮して定着させられる効率的な講座だと感じます。教えてくださるのは、司法試験を突破した弁護⼠資格を持つ先⽣⽅。独⾃のテクニックを惜しみなく提供していただき、事実評価をうまく取り⼊れたメリハリのある答案が書けるようになりました。また正課授業の「法曹特別演習」では、司法試験や法科⼤学院⼊試で出題される事例問題を題材に法律答案を作成しました。そのなかで養った法的思考⼒と答案作成能⼒は、実際の法科⼤学院の⼊試でも⾮常に役⽴ったと感じます。経法⼤で⾝に付けた⾼度な法知識や法的思考⼒は、法科⼤学院受験や司法試験のみならず、法曹になってから様々な問題を解決する際にも必要になるでしょうし、ぜひそうした場で活⽤したいですね。

Sコースと特別演習で答案構成⼒を⾼め、
学費免除での法科⼤学院合格を実現。

⼤学⼊学当初は公務員志望でしたが、1年次の基礎演習での裁判傍聴体験がきっかけで法曹を志すようになりました。Sコースでは、法知識を「いかに伝わる書き⽅で答案に落とし込むか」が学べたと思います。「頭の中では答案の構成ができているのにアウトプットすると辻棲が合わない」といったことが以前はよくありましたが、弁護⼠資格を持った先⽣に何度も添削指導していただき、無駄を削ぎ落とした正確な法的評価ができるようになりました。こうした学修に打ち込むなかで法的思考⼒とそれを展開する答案構成⼒が磨かれ、⼤学の定期試験でも常に好成績をキープ。そのなかでつかんだ⾃信が、奨学⾦制度の適⽤による学費全額免除での法科⼤学院合格という最⾼の結果につながりました。法科⼤学院での勉強はこれまで以上に⼤変になると先輩⽅からは聞いていますが、⼤学で築いた⾃分なりの勉強法をベースに頑張っていきたいですね。そして司法試験に合格できるレベルの知識や答案構成⼒を⾝に付けたいと思います。

大学で築いた土台の上にリスクマネジメントという専門性を積み上げていく。

大学で初めて法律に触れ、その面白さから弁護士を志望。Sコースでは試験の実践的なテクニックを教えていただきましたし、現役弁護士の先生から実務的な話も聞くことができたので理解が深まりました。また、法曹特別演習では議論する力を徹底的に鍛えてもらい、ゼミでは無駄を削ぎ落とした表現力の高い答案作成能力を身に付けられたと感じています。大学、大学院と着実に積み上げていった力が司法試験合格につながったという実感がありますが、最も重要な土台を育んでくれた大学の先生方には本当に感謝しています。企業法務におけるリスクマネジメントに興味があるので、大学で培った土台の上に専門性をさらに積み上げていくつもりです。

被告人が正当に裁かれるよう、
刑事弁護人として寄り添いたい。

ゼミの先生が法科大学院への進学を入学当初から勧めてくださったおかげで、早い段階から目標を絞って学修に取り組めました。Sコースや法曹特別演習など、ハイレベルな学修環境で鍛えた法的思考力は法科大学院でも役立ち、常に上位の成績をキープ。当然、1度の受験で司法試験を突破できると考えていましたが、慢心からか不合格になってしまいました。そんな私を救ったのが、経法大での講師経験です。これまで得た知見を学生に還元すべく指導に当たりましたが、定期的な知識のアウトプットは自分にとっても良いトレーニングになったと思います。また、講師をしながらだと勉強時間が限られてくるため、自然と効率の良い方法を模索するように。凝縮された質の良い勉強ができるようになったおかげで、司法試験合格につながったと感じています。今後は被告人の人権を守る刑事弁護人をめざしつつ、後進の育成にも携わりたいと考えています。

大学時代に培った基盤を支えに
切り開いていった法曹への道。

法科大学院では、司法試験突破へ向けて濃密なカリキュラムをこなしていましたが、どれだけ勉強量を増やしても不安は消えてくれませんでした。そんな時に思い出すのが、高い目標を掲げて仲間と切磋琢磨した大学時代のこと。Sコースで学修した内容は今でも鮮明に覚えていますし、自分なりの勉強法を見つけられたのも経法大で過ごした4年間のおかげです。「自分には強固な基盤がある」。そう思えることは、下がりそうになるモチベーションの維持に大いに役立ちました。長時間机に向かうよりも、頭の中で答案をつくって口述しながら暗記したり、判例や基本書の重要な部分を論証集に貼り付けてカスタマイズしたり、さまざまな工夫をこらして勉強することで、合格への道が開けたと感じています。相続問題など親族間の問題解決に関心があるので、良好な人間関係をサポートできる弁護士をめざして、これからも法曹の道を切り開いていくつもりです。