【サークル活動】ツクルモノ(創造者)がNPO法人へ食品を寄付する活動を行いました
- 研究・社会連携
本学のサークル「ツクルモノ(創造者)」は、八尾市の食や特産品、高齢者の方と触れ合う福祉活動などを通じて多方面から八尾市を活性化させたい。そんな想いで立ち上げられました。現在、主に公務員行政職志望の47 名で活動しており、サークル内にて少人数のグループに分かれ、それぞれ関心のある分野についてリサーチしています。今回の記事では食品ロスに関する啓発活動を主に行っているグループの活動内容についてご紹介します。
みなさんは食品ロス問題について知っていますか?
食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。 日本では、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は522万トン(※)にもなるのです。これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量(2020年で年間約420万トン)の1.2倍に相当します。
※農林水産省及び環境省「令和2年度推計」
身近な環境問題である食品ロスについて考えようと始まったこの活動。
学生たちは最初何をしたらいいのかわからず、どのような活動をすればよいのかグループで話し合いをしました。その結果、食品ロスについて考えるだけではなく、多くの方に知っていただき、行動を起こすきっかけになってほしいと考え「フードドライブ」を行うことになりました。
フードドライブとは、各家庭で使い切れない未使用食品を持ち寄り、それらをまとめてフードバンク団体や地域の福祉施設・団体などに寄贈する活動のことを言います。
活動の方向性が決まったところで、学生たちはさっそく準備に取りかかりました。まずは活動内容を知ってもらうために告知用のポスターやチラシの作成、食品の回収用ボックスを用意。
そして、八尾駅前キャンパスや経法祭(学園祭)、イズミヤ八尾店でのSDGsイベントにて、家庭に余っている食品の回収を促し、食品ロスについて参加者と一緒に考える企画を行いました。この取り組みが実を結び、合計132点の食品を集めることができました。
集まった食品をどこに寄付するのかも重要でした。この活動の中心メンバーである国際学部3年生の松山さんは困窮した家庭やその子供たちへの支援がしたいと考えつつも本当に受け取ってもらえるのか?などの不安もあったと言います。そこで、八尾市役所の方に寄付として受け取っていただけるNPO団体を紹介していただき、実際に活動団体を訪ね、活動内容やこの活動に対する想いを伝えることで、「NPO法人のグッドネイバーズジャパン」、「子ども食堂がじゅまる」、「輝」(近鉄八尾駅前キャンパスのリノアス)の3つの機関へ寄付することができました。
実際にこの取り組みを行った法学部3年生の藤川さんは、「1人でも多くの方が食品ロスについて行動を起こすきっかけになるように、私たちは毎年こうした啓発活動を行っていけるように取り組んでいきたいと思います。」と言い、今後の活動への意欲を見せていました。
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■ツクルモノ(創造者) インスタグラム公式アカウント
https://www.instagram.com/tukurumono_keiho/
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