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教育研究 2019.08.19

海外招聘研究者による研究成果発表会を開催

 2019年7月17日、アジア研究所は本学の海外招聘研究者・劉雪林先生を招いて、研究成果発表会を開催しました。発表テーマは「対東南アジア外交政策の日中比較~パブリック・ディプロマシーの観点から~」。
 劉先生は、本学の海外協定校である濰坊学院で教鞭を執られ、2019年3月から、「研究者交流制度」を利用して、半年のあいだ本学を拠点に資料収集・調査および各種研究会への参加、研究交流などさまざまな研究活動を積極的に展開してこられました。本発表は、本学の研究者との共同研究に取り組み、その成果を報告していただいたものです。

パブリック・ディプロマシーとは

 劉先生は、東アジアの国際関係と日本外交を専門とされています。「国際関係」と聞くと国家や政府間の関係をイメージしがちですが、劉先生は21世紀になって重要性が増している「パブリック・ディプロマシー」に注目しておられます。パブリック・ディプロマシーとは、「広報文化外交」と訳されるように、自国の対外的な利益と目的達成のため、他国の人々に自国の社会や文化を知ってもらうことで、イメージを向上させる活動です。
 そのなかでも、劉先生は、日本・中国がともに東南アジアを重要な相手国とみなし、相互理解や親近感を醸成することで外交政策をスムーズに展開しようと期待している姿を重層的に描き出されていました。

アジアの未来を展望するために

 報告の後、本学教員、研究所所属の研究者からさまざまな質問があり、劉先生はひとつひとつに丁寧に応えられていました。単に競争を激化させるのではなく、その競争を協調に変えていく試みが求められているのではないか、という指摘が印象的でした。

 今後も、本研究所では、国内外の研究者との交流を展開し、研究成果による社会貢献を果たしていきます。

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