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教育研究 2016.07.11

<BLP河内木綿プロジェクト>西陣織と京都絞り染め調査・体験

 BLP呉ゼミ河内木綿プロジェクトでは、今後の河内木綿製品製作の参考とするために、7月3日(日)に世界に誇る日本の伝統である西陣織を体験できる「西陣織会館」と、千年以上の歴史を誇る世界最古の染色技法である絞り染めを取り扱う「京都絞り染め工芸館」を訪問し、調査の実施と手織と染めの体験をしました。

伝統的手織り体験

 「西陣織会館」では、直接伝統に触れることのできる様々な体験を実施しており、その中で手織りの体験をしました。平織りという経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に浮き沈みさせて織る基本的な織り方で20×30のテーブルセンターを制作しました。複雑な織り機を前に一同は困惑しましたが、説明を聞き両手・両足を使い戸惑いながらも徐々にコツをつかみ、オリジナルのテーブルセンターを完成させました。
 今回、手織り体験をすることで、昔の日本の人たちの生活を垣間見ることができました。一つの製品が完成するのには、膨大な時間と手間がかかります。昔の日本の人たちは、一つ一つの製品を手作業で時間をかけて制作し、大切に扱っていました。手織り体験を通して、日本文化のすばらしさに気づくことができました。
 「西陣織会館」では、これまでの西陣織に関する貴重な史料が展示されており、多くの情報を得ることができました。

世界最古の絞り染め体験

 「京都絞り染め工芸館」では、古くから伝わる染色技法である夾纈(板締め絞り)を用いて、シルクを素材としたオリジナルスカーフの製作体験を行いました。
 絞り染めは、布の一部を絞るなどの方法で圧力をかけて、染色がしみこまないようにし、模様を作り出す模様染めの技法の一つです。今回は、赤青黄の色の中から2色を使用して絞り染めをすることで、趣の違った色合いになり個性のあるオリジナルスカーフを制作することができました。
 また、工芸館では、より多くの人に親しんでもらおうと、絞り染めが施された着物やウエディングドレスなどが展示されていました。その中でも、ギネスに挑戦したジャンボ着物の迫力には、一同圧倒されていました。

後世に伝える意思

 今回の「西陣織会館」と「京都絞り染め工芸館」での調査・伝統体験で共通して感じた事は、関わっている人たちが、後世に素晴らしい日本の伝統技術を伝承しようと努力していることでした。現在の日本では、伝統を継承する職人さんが減りつつあります。これは、河内木綿も同様のことが言えます。私たちは、河内木綿文化を後世に継承していくことのできるように、邁進していきたいと思います。

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