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教育研究 2015.06.26

BLP特別演習「河内木綿プロジェクト」で苗の植え替えや糸繰り作業を実践

 本学では、リーディングカンパニーへの就職を見据え、PBL(Project / Problem Based Learning:プロジェクト / 課題解決型学修)をとおして、高度なビジネス知識や実践力を身につけることを目標としたBLP(ビジネスリーダープログラム)を実施しています。
 この一環として行われている河内木綿プロジェクトでは、地元八尾市の伝統品である河内木綿を学生の新しい発想で現代に復活させ、世界に発信し地域に貢献していく活動を行っています。
 6月6日(土)、このプロジェクトのメンバーが中心となって、先月花岡キャンパス内で種植えを行った河内木綿の苗の植え替えや、収穫した綿を糸に仕上げていく糸繰り作業を行いました。
 以下、プロジェクトメンバーの松浦萌さん(経済学部経営学科2年)から寄せられたレポートをもとに、当日の様子をご紹介します。

河内木綿と共に成長していく

 前回に引き続き加納義彦教養部教授の指導のもと、前回の種植えでポットに植え、発芽した河内木綿の苗を畝に植え替えていく作業を行いました。
 ドロドロの土の中で行う作業はとても困難でしたが、河内木綿の成長を願いながら、苗を一本一本丁寧に植え付けました。一ヶ月前に植えた河内木綿は10cmほどに成長しているものもあれば、発芽しなかったものもあり、植物を育てることの難しさを実感しました。しかし、自分たちが植えた河内木綿が成長している姿を見るのはとても嬉しく、愛着も深まります。
 苗植えを終えたあとは、午後の「糸繰り」に備えて、先生方や関係者と一緒に昼食をとりました。話題は、やはり河内木綿の事。今後どうすべきかなど、有意義な議論ができました。
 河内木綿の成長と共に、様々な関係者の人々との輪が生まれています。私たち河内木綿プロジェクトも木綿の種のように、すくすくと成長していけるよう頑張りたいと感じた瞬間です。

NPO法人ニッポンバラタナゴ高安研究会さんにご指導頂きました

 午後からスタートした「糸繰り」は、綿を一本の糸に仕上げていく緻密な作業です。今回は昨年度までに収穫した綿を使って、行いました。これは機織り前の大切な工程ですが、かなりのコツが必要で意外と難しい作業です。
 そこで、河内木綿の伝承・復元事業に取り組んでおられ、我々のプロジェクトにもご協力頂いている「NPO法人ニッポンバラタナゴ高安研究会」様にお越しいただき、道具の使い方から丁寧に教えていただきました。この講習には「NPO法人河内木綿藍染保存会」の方々も参加しました。

昔ながらの作業に悪戦苦闘

 使用する道具はインドの”チャルカ”と呼ばれる手紡ぎ車なのですが、なんと私たちが使うのは折り畳み式の携帯用チャルカ。隙間を上手く利用して収められた道具を取り出して組立て、いざ糸繰り。と、その前に「綿打ち」で固まったままの綿繊維を解していきます。ハンドカーダーと呼ばれる、針金が沢山付いた道具で何度も綿を解してシート状にし、くるくるっと巻いてやっと糸繰りの準備は完了。ここまででも、不慣れな学生にとってはかなり困難な作業で、すんなりと綺麗な綿に変えるにはまだまだ練習が必要そうでした。

見てると簡単そう、でも・・・

 やっと準備できた綿を使い、今度こそ糸繰り作業に。まずは綿の先を指で縒って細い糸を作り出し、チャルカに付けてある針に何度か均等に巻き付けた、左手で綿を持ち細さを調節しながら右手で糸車を回して綿を糸へと変えていきます。講師の方が糸を繰る様子を見ていると簡単そうなのですが、自分たちでやってみると、これがなかなか上手くいきません。
 両手の力加減が上手くいかずに糸が切れてしまったと思えば、切れないように慎重にしすぎると糸が太くなってしまいます。ああでもない、こうでもないと四苦八苦しながら、時間も忘れて糸車を回し続けていました。終わるころには何とか糸が切れないようになった学生も居れば、コツを掴んだのかある程度の長さまで細い糸を作れている学生も。綿を布まで変化させようと考えると、まだまだ精進が必要ですね。
 引き続き、河内木綿プロジェクトでは河内木綿を学生の新しい発想で現代に復活させ、世界に発信し地域に貢献していく活動に取り組んでいきます。プロジェクトの最新活動状況は、公式Facebookページでも随時発信していますので、ぜひ「いいね!」をよろしくお願い致します。

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