トピックス TOPICS

留学・国際交流 2015.03.30

ベトナムで海外フィールドスタディを実施、現地高校での日本語教育指導を体験

 海外フィールドスタディは、海外における交流、ボランティア事業、外国語学修などを主な内容とする短期プログラムです。近年は、ネパール、ミャンマー、ベトナムなど、東南アジア諸国でのボランティアや現地の学生、市民との交流などを盛り込み、多くの学生が参加しています。同プログラムは、異なる文化や生活様式・価値観を持った社会のなかに身を置き、自分たちの文化的アイデンティティについて考えながら、現地の人々との交流を通じて「グローバル人材」の養成に不可欠となる異文化理解を深めることを大切な目的としています。
 昨年度に引き続き、ベトナムでの開催2回目となる今回のプログラムは、ハノイ市に位置するChuVanAn高校の全面協力によって実施されるものです。本学と同高校は、2013年5月に高大連携に関する協定を締結し、留学生の受入や短期の相互訪問プログラムなどを実施し、友好的な関係を積み上げてきました。なかでも本学学生が「日本語教師」となり、現地で教育活動に従事することをメインテーマとしているこのプログラムは、派遣・受入側の双方にとって大変評判の高いプログラムです。
 今回のプログラムに参加する学生たちは、昨年度の経験を活かして、より一層入念に準備を進め、このプログラムの成功のために尽力しました。

大阪入国管理局にて事前研修を実施

 ベトナム出発前の3月17日、今回のプログラムに参加する学生3名は大阪入国管理局を訪問しました。この事前研修は、近年、ベトナムでは日本留学がブームとなっていることから、ベトナムの高校生たちへの話題提供と留学へのアドバイスを準備するために実施されたものです。当日は、公益財団法人入管協会外国人在留総合インフォメーションセンター大阪センターの吉田秀治所長が、入国管理の役割、日本入国に必要な必要書類、手続き方法などについて丁寧に説明してくださり、学生たちも真剣に聞き入っていました。

3月19日からベトナムへ~現地進学校での日本語教育指導を体験~

 今回のプログラムの実施先であるChu Van An高校は、ハノイ市でも有数の進学校であり、英語・日本語など優れた外国語教育で知られています。
 今回参加した学生たちは、3月19日~26日の8日間、同高校における日本語授業補助、日本語を学ぶ学生との交流など多岐にわたる活動を通して交流を深めました。日本語授業補助では、学生たちが事前に準備した授業計画書をもとに、同高校の日本語担当教員のアドバイスを受けながら、日本語及び日本文化に関する授業を行いました。
 また、ハノイ市内及び郊外へのフィールドワーク、学生の自宅でのホームステイ、スポーツ交流など、様々なアクティビティに参加し、学生たちの異文化理解に資するベトナムの「ローカルな文化」に触れました。
 すべての行程にはChu Van An高校の学生が同行しました。今回プログラムに参加した本学学生たちは全員、過去に国際教育プログラムを経験しており、それぞれの経験を活かしながら同校の学生たちに対して積極的に交流し、談笑し合いながら友情を育む姿をあちらこちらで見かけました。
 ハノイ市内にある児童擁護施設(孤児院)でのボランティア活動は、今回新たに組み込まれたプログラムです。児童養護施設では、自己紹介の後、子供たちとサッカーや鬼ごっこ、日本の遊びなどに興じ、再会を約束して施設を後にしました。学生たちは、孤児という境遇にありながらも屈託のない笑顔を見せる子どもたちに心を打たれた様子でした。

ベトナムで学んだこと

 3月26日(木)、学生たちは1週間のベトナム滞在を終えて、帰国の途に就きました。
 帰りの空港で今回参加した学生たちから、「自分と向き合う機会となった。」「やらない理由を考えるよりも、自分がやるべきことを考えることを学んだ」「忘れられない経験であった」、「やはり英語が重要。マスターしたい。」など、様々な感想、決意、意見を聞くことができました。
 学生たちはベトナムで様々な優しさ、温かさに触れました。海外フィールドスタディは、適応力や好奇心・積極性を高め、学修のモチベーションを高める目的で行われていますが、それだけではなく、こうした「気づき」を与えられる事も重要な意義の一つだと言えます。
 この「海外フィールドスタディ」は、2015年度は、ニュージーランド、ベトナム、マレーシア、ネパール、ミャンマー、中国、韓国の7ヵ国で実施する計画です。きっと「何か」が見つかるはずです。たくさんの学生の参加と活躍を期待しています。

このページを他の人と共有する