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キャリア 2015.03.26

ベトナムで「グローバルキャリア体験」を実施、学生が現地進出日系企業を見学

 2015年3月1日(日)~3月8日(日)、海外のビジネス現場を見学する体験型プログラム「グローバルキャリア体験 in ベトナム2015」が行われました。今回は学生10名が参加し、ベトナムのハノイ・ホーチミンで、現地に進出する日系企業を訪問しました。
 今回のプログラムは、ともに八尾市に本社を持ち、ベトナムに進出している「株式会社ヤハタ」「株式会社伸明」、そして大阪市から進出している「株式会社ソルテック工業」のご厚意により、充実した内容で実施することができました。
 初日、無事にベトナムに到着した学生10名は、活気に満ちたハノイ市街で、横断を躊躇うほど道路に溢れるバイクの数々、街の喧騒をより一層際立たせるクラクションの洗礼を浴びつつ、これから始まるキャリア体験に胸を躍らせていました。ベトナムは、国民平均年齢25歳で人々も若く、企業も街も活気にあふれています。

日系企業を訪問

 1日目は、まず「BUNKA VIETNAM Co., Ltd.」(製造業・本社:株式会社文化シヤッター)を訪問。同社は6年前に進出し、シャッターや防火扉等を日本とベトナム向けに製造販売を行っています。ベトナムでは火災等が多いことから特に防火、防災に力を入れており、参加学生の消防士希望学生からは多くの質問が出るなど、活発な質疑応答ができました。
 続いて訪問した「I-GLOCAL Co., Ltd.」(会計コンサルティング)は、ハノイ、ホーチミン、プノンペンに支社を持ち、東南アジア一帯の日本企業進出を手助けしています。オフィスは明るく固定デスクがないため、自由に動き業務をこなしている様子が特徴的でした。
 日本人コンサルタント2名の方々から、学生時代の話やベトナムで働くいきさつについての話を聞かせていただきました。コンサルタントの方が語ってくれた「2年生の終わりから進路を考え海外に行き多くの体験をした」という経験談には、参加学生達がかなり刺激を受けていました。
 最後は「H & STC DESIGN JOINT STOCK COMPANY」(設計・デザイン)を訪問。同社には今回のプログラムに協力してくださっている株式会社伸明のハノイ出張所があり、オフィス内を見学した際、学生たちは通訳を介して積極的に社員と交流していました。

日本との関わりが強いタンロン工業団地を訪問

 ベトナムには約180の工業団地があります。中でも最高レベルといわれ、日本のODAも多様な形で援助を行っているタンロン工業団地Ⅰを訪問しました。
 まず、「YAHATA VIETNAM」 (本社:八尾市・株式会社ヤハタ)を訪問。見学の後は、YAHATA VIETNAMのご協力により、団地内企業5社を巡り、その後「DRAGON LOGISTICS Co., Ltd」(運輸業)へ。
 同社は鈴与㈱と住友商事、ベトナム企業2社合計4社の合弁企業で、日本だけでなく東南アジアやその他の国々まで輸送を担当している企業です。大学を卒業して5年目という担当者の方からは、学生時代や就活、ベトナムに来たことの話などを聞かせていただき、学生達も将来像を描き始めるきっかけとなりました。
 次に「ENDO VIETNAM Co., Ltd」(製造業:精密機械部品)、「TAKASE VIETNAM」(製造業:プラスチック)、タンロン工業団地運営会社(Thang Long Industrial Park Corporation)を訪問。運営会社では、工業団地全体のご紹介を頂いたほか、今後予定されている第3団地建設計画について説明を受けました。
 夜は2日間訪問させていただいた企業の方々を招待し、学生との交流会が催され、将来についての話に花を咲かせました。

日本語を学ぶベトナム人学生との交流

 本学の姉妹校であるベトナム国立大学人文社会科学大学ハノイ校東洋学部日本研究学科では、3年生26名と教員2名の参加により大交流会が催されました。
 はじめは人数の多さに圧倒されていましたがアイスブレーキングとして名前を憶えあうゲームを行い、一気に距離感が縮まりました。昼食後、午後からはそれぞれの進路や今後の希望について発表しあったところ、ベトナム学生のはっきりとした進路目標に刺激され、本学生も将来像について意欲的に語っていました。

ホーチミン日系企業訪問

 ハノイでの行程を終えた学生たちは、気温35度前後、太陽が燦々としている真夏のホーチミンに到着後、すぐに「EVOLABLE ASIA Co., Ltd」(ITラボ、システム開発)を訪問。
 2年前に50名のエンジニアでスタートし、現在は500名規模の企業に。2年後は1000名、5年後は5000名規模を目指して運営しているという桁違いの内容を聞かせていただきました。 担当者はベトナムと日本の若者や社会の雰囲気等の違いについて話され、ベトナムの面白さと誰もが可能性を持てる国であることを学生に伝えていました。
 翌日、ヌンチャック工業団地内にあるSOLTEC VIETNAMを訪問。大阪市の株式会社ソルテック工業の現地企業として、タイやインドネシアにも展開しています。昨年に比べ作業員の数は5割増しで受注も年々増加しているとのことで、活気ある工場内作業場を見学しました。また、インターンシップ生や新入社員も同席し、ベトナムでの生活やインターンシップについての質疑応答も活発に行われました。
 最終日、ホーチミン市内で「日本企業を探そう!」という課題が出され、グループに分かれ高層ビルに入り込み日本企業を探すことになりましたが、入り口で門前払いを受けたりと苦戦しながらも、いかに多くの日系企業が進出しているかということを実感することができたようです。
 参加学生からは今回の体験を経て、海外留学を希望する声や、今回のような企業見学をぜひ他国でも行ってほしいなど、積極的な意見が寄せられました。海外体験の有無がキャリア形成に影響する時代、本学ではグローバルな環境でも活躍できる学生を育てるため、こうした取り組みを今後も積極的に行っていきたいと考えています。

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